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最も難しいピアノ曲

ほったらかしでたまっていた諸々の家事をまとめて片付けた。夕方にまた公園でジョギング。先週満開だった桜はようやく散り始めたところで、まだほとんど残っていた。今年の桜は長持ちする。

7時のニュースを見ていたら、「最も難しいピアノ曲が演奏された」という話題が紹介されたのでおやっと思う。「イギリスの作曲家が30年ほど前に作曲した、演奏するのが最も難しいとされるピアノ曲が、日本で初めて今日演奏されました」というもの。イギリスの作曲家でそういう紹介をされるということは、ソラブジかフィニッシーのどちらかだろうか……曲名("English Country-Tunes")を聞いてもすぐには分からなかったのであとで調べたら、フィニッシーの方だった。ソラブジならもう少しチェックしているのだが、フィニッシーはもはや手に負えないのでほとんど聴いていない。

フィニッシーの曲は「virtuosityの極北」などとも呼ばれ、ピアノ曲史上最も演奏困難な部類に属することは間違いない。ニュースでも演奏の様子や譜面の複雑さを紹介して、「最も難しい」という形容を補強していた。とはいえ、このレベルになると曲の難易度に差があることを実際に認識できる人は、世界でも数えるほどしかいないのではないだろうか。例えばソラブジのある曲は演奏時間5時間強で、楽譜が7段になる箇所もある。2と5の指でオクターブを弾けとか、指の関節で黒鍵を弾けなどといったアクロバティックな要求も満載だ。それとフィニッシーのどちらが難しいかと言われても、「どちらも難しい」としか言いようがないというのが、普通の人の感覚だろう。

なお、フィニッシーの譜面は楽譜の風景というサイトで見ることができる(左上の[Gallery]から入って「Finnissyの複雑怪奇な譜面」の項目。現時点ではトップページにも掲載されている)。このサイトの運営者は、大学時代のピアノサークルの先輩である。

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