« 詰四会に参加 | メイン | "Chez Lui"の閉店 »

この間の問題の解答

Ceriani-LastMove3a.png一応先日の問題の解答を。与えられた局面ではチェックがかかっているので、最後に指したのは白である。しかもこの状態では可能なのはe4-e5という開き王手だけだ。問題はこれに対して黒がどう戻すかである。というのも、どこにKを動かしてもダブルチェックがかかってしまい、それを同時に消すように戻す手が存在しないように見えるのだ。取った駒が取られた駒のあった地点以外の場所に着地するという、普通にはあり得ないことが起きない限り、矛盾が生じてしまう。ところが、たった1つだけその可能性があった。アンパッサンである。かくして、
-1. e4-e5+ Kd6xc6 -2. d5xc6++ c7-c5
と手順が定まる。

アンパッサンだと気づけばそれまでという感じもするので、今までのCeriani先生の作品とは少し違う印象を受ける小品ではある。まあ解答にアンパッサンやアンダープロモーションを入れるのは、詰将棋作家が打歩詰や中合をやろうとするのと、きっと同じような感覚なのだろう。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://monsieur.ddo.jp/cgi-bin/mt_3/mt-tb.cgi/150

コメント

「取った駒が取られた駒のあった地点以外の場所に着地する」ことが普通の将棋ではありえないので、将棋から入った人には盲点になりやすいですね。
中将棋の居食いとか突き抜けはちょっと違いますが、同様の筋は生まれそうですね。

そうですね。中将棋で同じようなことができればいいのですが、
獅子は自由度が高すぎてさすがに厳しそう。
鷲か鷹でできれば、とは思うのですが……。

コメントを投稿