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高坂さんの将棋プルーフゲーム

今年看寿賞を受賞した高坂研さんは、もはや詰将棋の歴史に残る大作家と言ってもいい存在であるが、私のようなこの世界の新参者とも親しくしてくださっている。高坂さんの活躍の範囲はノーマルな詰将棋にとどまらず、フェアリーやチェスプロブレムなど多岐にわたっていることは、詰パラやプロパラを購読されている方ならよくご存じだろう。どのジャンルであれ、長い時期にわたってよい作品を創り続けることができるというのは、まさに一流作家というにふさわしい。

この夏に行われた詰将棋全国大会の懇親会席上で、高坂さんとプルーフゲームの話になったとき、「将棋のPGを昔創ったことがあるんです」とおっしゃるので、後日それをメールで送ってもらった。そのときはすぐにはできず、あとでやろうとしばらくほったらかしにしてしまっていたのだが、先日ふと再挑戦したら今度はあっけなくするするっと正解手順が出てきた。どうも私にとっては、「いっぺん時間をおく」というのが問題解決にかなり有効であるらしい。

Kousaka.pngそれはともかく、ご本人の許可もいただいたので、ここに紹介させていただこう。実はこの作品は詰パラ1998年4月号に掲載され、その年の妖精賞を受賞したとのことなので、詰将棋関係者でこのページに来ていただいているような人は、もうよくご存じなのではないかと思う。ただPGは将棋のルールさえ知っていれば誰でもトライできるわけだから、指し将棋一本という人を詰将棋の怪しい世界に誘い込むのに案外有効かもしれない。

問題:将棋で指し始めから18手(すなわち先手後手9手ずつ)指して図の局面に到達した。初手からの棋譜を求めよ。もちろん手順はただ一通りしかない。

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コメント

面白いですね。
手順もよくできていて、狙いがよくわかるのでとても楽しめました。
こういう作品を見ていると、可能性を感じます。
さすが看寿賞作家ってやつですか。

うまい人は何を創らせてもひと味違いますね。
チェスのPGにはいろいろテーマがありますが、
持駒という要素が加わる将棋でどういうことが表現できるのか、
まだまだ可能性が残されているような気がします。

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