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高坂氏の新作将棋プルーフゲーム

昨日予告した高坂氏の問題はこちら。

「昨日将棋センター行ったら、隣の奴らがおかしな将棋指しててさ」
「へえ、どんな将棋だったの?」
「いや、自分の対局に集中していたもんであんまり覚えていないんだけどね。はっきりしているのは、たった10手で先手が詰まされたってことさ」
「それだけじゃ、どんな将棋だったのか分からないな。他に覚えていることはないのかい?」
「そうだな。先手が投了した局面で、後手の持駒は角歩だったよ」
「後は?」
「思い出した!後で対局者から聞いたんだけど、その将棋には不成が4回も出てきたんだって。恐らく、詰将棋作家どうしの対局だったんだろうね」
さて、どんな対局だったのだろうか?

白状すると、実は昨日の段階では、私はまだ答えが分かっていなかった。10手で不成4回は何とかできたが、持駒の条件を満たしていなかったのだ。しかし今日の昼間にぼうっと考えていたら、ついに正解にたどり着いた。この正解手順、さすがに高坂さんである。うまいというしかない。こういうのは手順が平凡だと、「解けたっぽいけど、本当にこれでいいんだろうか?」と思ってしまうことがあるが、この作品はそういうことはない。これこそ作意だなと解けた瞬間に確信できるのである。普通の詰将棋でもそうだが、よい作品とはそうしたものだ。

将棋のルールを知っていれば誰でも考えられるのだから、これを読んだ方も是非挑戦してほしい。おそらく余詰はないものと思うが、例えば条件を「詰め上がりでの後手の持駒には角があった」に弱めると別解が生じるようだ。メインが解けたら、そちらの手順を考えてみるのも一興だろう。

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コメント

軽い気持ちで考えはじめましたが、これかなり難しいですね。10手で収めようとすると持駒が合わないし、かといって持駒を合わせようとすると12手に延びてしまう・・・。これだ、と思っている詰み形が実は間違っているんでしょうか?しばらくハマりそうな感じです。

解けたという報告を何人かの方からいただいていますが、
マニアでも何時間かかかっているみたいです。

「これだ、と思っている詰み形が実は間違っている」は多分その通りだと思いますよ。
正解の詰み形を思い浮かべられたなら、手順はすぐ出てきます。

ようやく解けました(まる2日かかった・・・)。後手の1手目が鍵でした。こういう問題は、詰め上がりの形を想定して手順を考えるよりも、手順が限定される、という条件を重視して考えを進めたほうが解き易いのかな?ともあれ、これですっきりした週末を過ごすことができそうです。

お疲れ様でした。
おっしゃる通り、手順が限定されているということはかなり重要なヒントになりますね。

ぼーっと考えてたら20分ぐらいでできました。

縦か横か、それが問題だ。

「不成4回」の条件でこの手順を引き出すところがうまいですよね。

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