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三条大橋での三連敗

お昼過ぎの新幹線に乗って京都に移動。明日からのワークショップは午後からなので今日出る必要はないのだが、久しぶりにHさんと会ってお話ししましょうということになっていたのだった。お話しするのはいいのだが、チェスを指そうということになっていたのである。これが行く前から最大の懸案事項だった。以前一度まぐれで勝ったことはあったが、基本的にははっきり力の差があるわけで、処刑されに行くようなものである。もう少し勉強しておくんだったなと後悔しつつ、マッチ会場のスタバ京都三条大橋店に急いだ。

結果から言うと、何の番狂わせもなく、3連敗。自分としては、劣勢になるのは仕方ないとしても、ギリギリでドローに持ち込むような指し方ができないかと淡い期待を抱いていたのだが、やはりそう甘くはなかった。全体的に、中盤から終盤へさしかかるあたりの指し方が弱すぎる。中盤まで互角かやや有利という状況でも、そこからたちまち敗勢に転落してしまうのである。このあたりはちょうど持ち時間が少なくなってくるころで、それがかなり思考に悪い影響を与えているという面もあると思う。棋力と経験の差はいかんともしがたい。

もう一つ強く感じたのは、ヴァイタリティの不足ということだ。内容としては1局目が一番まともで、少なくとも終盤に入る直前までは勝負になっていた。しかし2局目の途中からやたらに疲れてくる。どうにも集中できなくなるのである。指すたびにどんどん弱くなってしまい、3局目ではもはやただ指しているだけになってしまった。なるほど、「チェスはスポーツである」と言われるのも分かるような気がする。集中力をある程度の時間にわたって保ち続けること、一局終わったらすぐ心身ともにリセットして次に臨むこと。それは頭で思っている以上に、難しいことなのだなということがよく分かった。もっとも、こういうことは実際に対局をして初めて分かることであり、それが経験できたことはよかったと思う。これが広島にいるとなかなかできないのである。やはり強い人に相手をしてもらうと勉強になる。普段の生活の中でチェスばかりにはなかなか時間を割けないが、こういう感覚を忘れない程度には接していきたいものである。

3局指したところで外が暗くなってきたのでマッチは終了。ホテル近くのおしゃれなバーで夕飯。チェスの他、数学や詰将棋の話題も出る。最後の方では中学・高校生時代に何をしていたかという話も出たが、Hさんはそのころからチェスの本(もちろん洋書)を入手して読まれていたらしい。そりゃかなうわけがないなと納得である。何しろこちらの高校時代は、徹夜の天体観測だの文化祭でのプラネタリウム上映だのに明け暮れており、チェスの「チ」の字もない毎日だったのだ。地学部の「ち」はあったけれど。

9時半頃に店の前で別れる。今日はゆっくり寝て、明日に備えよう。

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