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ドッジボール

小学校低学年のころ、昼休みや体育の時間によくドッジボールをやっていた。運動神経のいい子たちにとっては、敵のボールをガシッとキャッチしてみせるのが大事な見せ場であったが、私はといえばいつも逃げ回ってばかりであった。もっとも、最後まで逃げおおせてみせると思っていたわけでもない。まあいくら逃げたところでどうせ早晩当てられるから、さっさと外野に回って周りの迷惑にならないようにしよう……というくらいのつもりである。ところが、味方が一人また一人と当てられて陣地から出て行ってしまい、気がついてみると自分一人になっているということがよくあった。目立たないでいるつもりが、何で「最後の一人」なんてキーパーソンをやることになってしまうんだ、と子供心に嘆いたものだ。

勤務先の大学は来月から学部が大幅に改編される。今日は新専攻のメンバーが初めて集まって会議があった。最初なのでこれの担当は誰にするとか、何々委員は誰かと誰かで、という話が中心。何か面倒な仕事をやらされることになるかもなと覚悟はしていた。ところが、話を聞いている前で次々と決まっていき、気がつくと何々委員になっていないのは私くらい、という状況になっていたのである。そのときにふと、小学校時代のドッジボールのことを思い出してしまったのだった。

まあ仕事があまり増えなかったのはよかったのかもしれないが、問題はこのあとである。今日は現時点で決められることを決めたというだけで、次に何か担当者を決めるという議題が出てくれば、それはもう真っ先に私の名前が挙がることは確実ではないか。会議進行の先生も「ま、まだまだ役割分担しなきゃいけない話は出てくるはずですから……」とこちらに視線を送りつつおっしゃっていた。最後の一人になった私目がけて、敵チーム全員がボールを投げてくるあの恐い時間のことが思い出された。当たるのは仕方ないとして、願わくばあまり痛くないボールであってほしい。

学部改編に合わせ、一部スタッフの研究室の引っ越しや、古くなって廃棄処分にするOA機器の整理などをする必要が生じ、午後はずっと肉体労働。3月になり、だんだん新年度を迎える準備が本格的になってきた。

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コメント

ははは♪

ドッジボールの例え話、分かりやすかったです。^^

私も、実は、「最後の一人」に良くなってましたよ。^^;

お仕事、大変ですね。

私は、もう剛速球を身体で受け止めたところです。

お互い、ゆるゆるといってみまっしょい。^^

お仕事お疲れ様です。
何やら少し体調を崩されていたようでしたが、もうよくなりましたでしょうか。
お互い頑張りましょう。

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