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合奏について

車の中ではずっとショーソンのコンセールをかけていたが、最近はリストのオペラ・トランスクリプション集に変えた。「リゴレット・パラフレーズ」や「ファウスト・ワルツ」など、華麗な演奏効果を持った曲ばかりだ。学生のころ、ピアノサークルの同期にはこうした曲を完璧に弾く人たちがいて、自分が決して到達できないであろう高みにいる彼らをいつもうらやましく思ったものだ。以前紹介したU君が1年生のときに弾いたリゴレット・パラフレーズなどは、それまでああいう曲はピアニストしか弾けないのだとばかり思っていた新入生の私がショックを受けるのに十分な名演だった。

とはいえ、こういう曲を自分が弾けないのは単に技術的、能力的な障害がすべてであるが、ショーソンのコンセールなどはさらに合奏するメンバーがいないという問題がある。ヴァイオリンソナタやチェロソナタくらいなら、もしかしたら何かのきっかけで誰かと共に演奏することがあるかもしれないとまだ思える(現実にはこれも厳しいが)。しかし、ヴァイオリン弾きが3人にヴィオラとチェロ弾きがそれぞれ1人ずつ集まってきて6人で合奏するなどということになると、これはもう自分のこれからの将来でまず起こり得ないと言わざるを得ない。やはり自分がピアノの入った曲を聴いているときは、自分がそれを弾いていると妄想することによって曲に没入することが多いだけに、残念な気がする。

学生時代、連弾やピアノ2台での演奏を何度か経験したが、練習の過程も含めて、やはりあれはソロとは違う楽しさがあった。当分は無理な話だが、またいつか合奏を経験したいとはいつも思っている。

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