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会話型将棋プルーフゲームの興隆

ある局面を提示して、指し始めからその局面までの棋譜を問うプルーフゲーム。それの変種として、その将棋についての会話から棋譜を考えてもらうというスタイルを考え、会話型将棋プルーフゲームと勝手に名付けた。はと言えば、チェスサイトのクリスマスの企画でそんな趣向の問題が出ていたのを見つけ、「将棋でもできるだろうか」とふと思ったのが始まりだったのだが、その後思わぬ盛り上がりを見せることになったのは、やはり高坂さんが新作を送ってくれて、それを当ブログで紹介できたことが大きい。これで解いたり創ったりしてみる人が一気に増えた。いい作品は人を惹きつける。

この変種PGに興味を持った人たちは、現在某大手SNS内に専用のコミュニティを作っており、そこで試作品を発表している。そこで出た指摘や感想を元にさらに推敲することで、相当レベルの高い作品が次々に生まれているのだ。最近は高度になりすぎて、私自身は何だかもうついていけなくなってしまいつつある。かずひでさんの一連の傑作はその最たるもの(昨日掲載された作品も名作と思う)だが、それ以外にもかなり面白い作品が上がっているので、作者の許可を得てここに転載しておこうと思う。作者は詰将棋の解答強豪としても知られるミニベロさん。将棋のルールを知っている方なら誰でもトライできるので、興味と時間のある方は是非。


いつものPG将棋センターでの話です。

「いやぁ参った。18手で詰まされちゃったよ」
「どんな将棋だったの」
「王手が9回、不成が4回あったな」
「終盤の魔術は出なかったの」
「実は、16手目の王手にどう応じても18手目で詰まされる順が見えたんだ。口惜しいからやけくそで逆王手してやったよ、間違いを期待してね。だめだったけどね」
「分かった。敵さん『とどめはどの駒にしようかな』なんて言ってたんだろ」
「いや、最終手は一つだよ。他の手ならもうひと粘りのつもりだったから」

さて、どんな手順だったんでしょう。



ミニベロさん作をもう一問。


いつものPG将棋センターです。

「参ったよ。20手で都詰にされちゃった」
「それは屈辱的だね。どんな将棋?」
「王手11回、正確には12回かな? 歩と玉と飛車角しか動かない将棋だった。駒を成る手はなかったな」
「??華麗なる空中戦だったんだね」
「こっちの飛車は動かない飛車落状態だったけどね」
「すかし詰に対する無駄合クソ粘りはしなかったの?」
「それ聞かないでよ」
「その前に詰まされた、というわけか」

さて、どんな将棋だったのでしょう。



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コメント

これはもうムーブメントですね。
単なる初形スタートの条件付ばか詰にならないで、面白いものが出るといいですね。
ちなみに僕も最近ついてけていません・・・。

将棋ならではの面白いテーマか何かがあればますます世界が広がると思うのですが、
取った駒の再利用ができることもあってチェスより手がはるかに広く、なかなか簡単にはいきませんね。

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