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黒猫のもたらしたもの

夕方にピアノスタジオを予約していたので、電子ピアノで少し指を慣らしてから車で出かけた。駐車場を出ようとしたとき、一匹の黒猫がすたすたと歩いていくのが目に入る。駐車場から道に入ると、黒猫は「轢くんじゃねえぞ」と言わんばかりにこちらをじろっと一瞥すると、左から右にトコトコと横断していった。黒猫に横切られるのは不吉という話はよく聞くが、一方でイギリスあたりでは黒猫の目の前の横断は吉兆だという話も聞いたことがある。はてさて、自分の場合はどちらだろうか……などと考えつつ、車を市街地へと走らせた。

ピアノスタジオは普段よく行っている店ではなくて、少々高いが広い場所でスタインウェイを弾けるところを押さえてあった。少しでも本番に近い環境で練習しておいた方がよい。ちょっと今日のピアノはやや調律不足のような気もしたが、音はよく鳴っていたので時間いっぱいまで弾き続けた。完成度はまだまだ8割程度といったところ。本番は緊張などで出来は3割減と考えた方がよいから、この分だと当日にはまだまだ不安が残る。来週はずっと出張していて練習できないので、前日の一夜漬け練習に期待しよう。

スタジオを出てからデパートで靴を一足買う。以前書いたように私は体質的に静電気が非常にたまりやすく、それから逃れるためには靴底がポリウレタン製の靴にするしかない。店員にそのことを説明したところ、それでしたらこちらがと紹介されたのが、前に買った靴と同じメーカーだった。陳列されている靴の靴底はほとんどが合成ゴム製で、ポリウレタンを使っているところは少数派らしい。幸い無難なデザインのものがあったから、選ぶのに悩むこともなくそれに決まってしまった。

夕飯はデパート内のとんかつ屋。今シーズンの牡蠣フライが始まっていたので早速注文する。久しぶりに食べるとなおいっそうおいしく感じるものだ。満足してレジで勘定を済ませようとしたとき、店員がお釣りで五百円玉を渡してきた。お釣りは三百いくらのはず、五百円玉とは変だなと思ったが、よく見るとそれは五百円玉ではなく、メダルなのだった。
「お客様の注文された牡蠣盛り合わせ定食、こちら今月のキャンペーンメニューになっておりまして、注文されたお客様にはこちらのメダルを差し上げております」
「はあ」
「インフォメーションの横に今ガシャポンの機械が設置されておりますので、こちらをですね、入れていただきますと、お食事券などが当たることになっております」
店を出てから言われたところに行ってみると、確かにガシャポンが置いてあった。横の看板にこうある:
「キャンペーン実施中 各店舗で受け取ったメダルを入れると豪華賞品が当たります
1等 グルメチケット5,000円分 2等 グルメチケット500円分 特別賞 映画鑑賞チケット」
黒猫よ、これか!やはりあれは吉兆だったのだ。何気なく食べた牡蠣フライがキャンペーン対象で、メダルを渡されたのである。これはもう流れとして、グルメチケットが当たるしかないではないか。期待に胸をふくらませつつ、ガシャポンのレバーを回した。

出てきた容器に入っていたのは、アメハマ・コーラキャンデー「味さわやかにソーダ入」1個だった。

スターバックスにてカフェラテで一服してから帰宅。

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