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大逆転将棋

今日になってようやく元に戻ってきたように感じられたので、冬眠から覚める熊よろしく寝室を出た。といってもまだ家の中をうろつくだけであるが、テレビのある部屋で雑煮をすすっただけでもかなりの進歩である。完全な復調とは言えないまでも、この分なら明日以降は外出も何とかなるだろう。

4時から「大逆転将棋2008」という番組を見ていた。元日にいわゆるお好み対局が放送されていたようだが、これはそれとはまた別。プロ棋士にきついハンディを課してアマチュアと対局させたり、プロ棋士同士に目隠し10秒将棋をさせたりと、よりバラエティー色を強めた企画を並べる番組である。多分将棋ファンをこれから開拓していくためには、こういう切り口も必要だという判断があるのだろう。

おそらく今回のメインは、対外的には羽生二冠にボクシングの内藤大助選手が挑戦する企画だっただろうと思うが、個人的にはやはり詰-1グランプリなる詰将棋対決を楽しみにしていた。何と言っても、このブログにもときどきコメントを書いてくださるやなさんこと柳田さんが出るのである。ルールは簡単で、柳田さん他加藤一二三九段や中村桃子女流二段など、プロアマ5人が双玉詰将棋100問を解くスピードを競うというものだ。始まる前に何人かの出演者が予想を立てていたのだが、どこかの大会で優勝したという小学生をあげる人はいても、柳田さんについては本命はおろか対抗馬にあげる人もいない。(私以外の)詰将棋作家がいかに恐ろしい人たちか、やはり全然知られていないんだなあと実感する。普通に考えればやなさんが当選確実に決まっているだろうと思って見ていたら、何のことはない、やっぱり柳田氏の優勝であった。ほれ見ろ、こちとらこれでメシ食ってんだ(もちろんこれは事実ではない)と、何の関係もないのに身内からチャンピオンが出たような気分でちょっといい心持ちになってしまった。

それにしても、各参加者が詰将棋を解いている最中に司会者がインタビューをして回っていたのがちょっといただけなかった。しんとしていてはバラエティー番組として持たないということなのだろうが、慎重に読み筋を確認しているときにあれこれ聞かれては、集中力をそがれてやっている方も大変だろう。

ともあれ、お疲れ様でした。>やなさん

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コメント

わざわざ取り上げて頂いてどうも。
なに、スーパー敦史先生でも出てきたら私にはとても勝てませんです。
その時は康平氏か若島先生にでも出て頂こうかと。

明けましておめでとうございます。

私も観ました、詰-1グランプリ。
柳田さんが優勝するのは、やっぱり嬉しいものです。

多分若島先生や康平さんが出たら、知らない人は「答えを知っていたんじゃないか」
と勘ぐる危険性がありますね。常識的に考えられないスピードですから。

柳田さんが勝ったのが何か妙にうれしいんですよね。
詰将棋界からの代表選手として、適役だったと思います。

柳田氏の実力は、スゴイものがあります。
中々玄人筋でも理解不能なところがあります。

今でも忘れられないのが大学院投稿作です。

駒が段々増えていく不思議な作品で、リクエストに応えてあっという間に作ってしまった・・・。

また、詰パラの順位戦で解答者の評価はイマイチ伸びなかった作品で、作る側から見て身震いがするほどの傑作があったが、解説では触れられていなかった。

最近は、解説とお付き合いの曲詰が多いようですが、美学と構想力は超一流です。

またもや稲村ガ崎の時のように本気になって傑作を見せて欲しい。

 録画なのだから、順位予想の段階で司会者は結果を知ってたのに、ああいう予想をしたのは、何なんでしょうかね?
 又、NATSUOさんの仰るとおり、解いてる最中のインタビューは私だったら、「気が散る。黙ってろ!!」と言ってしまったかもなあ。
 でも加藤先生が解いている時、「ほうほう、なるほど。」と言って叩きつけるように手順を並べたのはうけました。指将棋の時と同じだもんなあ。
 でも驚いたのは2位が93問も解いていたこと。他が50問程度の時に柳田さんがゴールすると思っていたんですけどね。時間調整したのかな?

>首猛夫さん
確かに、柳田さんは創作ペースはかなり落としていらっしゃいますね。
そろそろ稲村ヶ崎IIを創っていただきたいものです(成駒ゼロの煙とか?)。

>利波偉さん
私も見ていて全く同じことを思ったんですよ。
自分だったら絶対「ちょっと黙ってて!」と言ってしまうなあ、と。
そうでなくても、露骨にいやな顔をしてしまったと思います。
そこをちゃんと受け答えしてみせたり、2位がいいところに
上がってくるまで時間をうまく調整していたりした柳田さんは、
やっぱり番組全体のことを考えていたのでは……さすがですな。

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