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小山の中&あぶり出し曲詰

降りしきる雪の中を出勤する。雪は強くなったり弱くなったりを繰り返しながら、暗くなるころまでずっと降り続いていた。一般的に、全国の天気予報で広島が雨と予報されていても、鳥取や松江が雪のマークだったら、広島県の大部分では雪が降ると考えてほぼ間違いない。瀬戸内海沿いの一部の街を除き、県全体は中国山地のボコボコした地形で覆われている。標高はせいぜい数百メートルでどの山も大して高くはないが、冬は世間で思われているよりはずいぶん寒くなるのだ。島崎藤村風に言うなら、広島は(ほとんど)すべて小山の中である。

ところで、詰将棋の一ジャンルとしてあぶり出し曲詰と呼ばれる分野がある。これは詰め上がりの駒の並びが何らかの字や図形の形になっている作品のことだが、カタカナの文字があぶり出される曲詰ばかりを集めた詰将棋五十音図というサイトで、このたび私の作品を載せていただいた。一昨年の夏に手探りで創った「ン」の字である。名作に混じってあんな凡作が載っているのは何とも面映ゆい。

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コメント

 あの作品は、解答募集も無いああいう形の発表は、非常に勿体無かったと思います。私自身はあの作品の56金は森田氏の名作「S」の字の36金に匹敵すると思いました。
 はっきり言って、あの連作の他の作品はともかく、(他の作者の方ごめんなさい)齋藤さんの作品だけは解答募集して解答者の評価を聞くべきだと思いました。

そうですか。目利きの利波さんにそこまで言っていただけると大変うれしいです。ありがとうございます。
自分としてもあの56金とその後の桂打ち・桂跳ねはちょっと気に入っていたのですけど、
http://monsieur.ddo.jp/blog/archives/2006/04/post_50.html
などでも書いたように字形がいびつだと言う人が当時結構いらしたもので、
これはもう詰め上がりが命の曲詰では失敗かなと思っていました。自分では
http://monsieur.ddo.jp/n.png
↑こうやって字を重ねてみて、この配置がベストだというつもりでしたが……なかなか難しいものですね。

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