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後輩の新人賞受賞

実はまだ、将棋世界の3月号を買っていなかった。元々広島では発売が2日ほど遅くなるうえ、今週は仕事が忙しくてなかなか本屋に行く機会がなかったのだ。今日の夕方、食料品の買い出しに行ったついでに近くの本屋に立ち寄ってようやく入手。谷川九段が「光速の詰将棋」という本を今月出されたそうで、もし店頭にあれば一緒にと思ったが、残念ながらまだ届いていないようだった。まあ次の土日には並んでいるだろう。

さて将棋世界だが、今号は去年1年間に同誌の詰将棋サロンに掲載された詰将棋の中から優秀な作品を選ぶ年間最優秀作品選考会の記事が出ていた。最優秀作は妻木さんということで、まあこれは文句なし。今まで受賞していなかったのが不思議なくらいだ。あのペースで創作して作品のレベルが落ちないのには頭が下がる。

そして新人賞が、何と原下君ではないか。このブログでときどき、詰将棋を創り始めた「H君」として登場していたのが彼である。一昨年の11月に彼から感想を聞きたいとメールで送られてきた作品が、まさに今回の新人賞受賞作であった。そのとき私が彼に宛てた返事は以下の通り:


おお、これなかなかいいじゃないですか。
私が逆算作家だからかもしれませんが、今までで一番いいと思います。
これ、投稿したら結構採用確率高いと思いますよ。
23角を打っては捨てるリフレインも味があります。
一度目の23角打に対して玉の逃げ方が限定できていないのが
ちょっとマイナスですが、まあこれは大目に見てくれるかな。
角合もまた自然に出しているじゃないですか。うまいなあ、ここで角合出したか。
あと、ふわっと45飛と浮く味がいいですね。
最後もピタッと決まっているし、印象がいいと思います。
うーん、短期間でたちまちここまで腕を上げるとは……。
というわけで、当時の感想もあながち的外れではなかったようである。

選考会のやりとりを見ると、浦野七段が特に原下氏作をプッシュされたようだ。これはおそらく、この受賞を励みに是非創作を続けるようにというメッセージに違いない。本業も忙しいと思うが、彼には何とかまた新作を投稿してほしいと思う。

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コメント

うん、これはいいですねえ。
こういうのをみて「初手は成にできないか」とか「12角に対して中合で香が
入手できないか」とか、妄想を膨らませていると、自分が詰将棋作家だった
ことをだんだん思い出してきますね(笑)。

ともあれ、原下氏に「新人賞受賞おめでとうございます」とお伝え下さいませ。

> こういうのをみて「初手は成にできないか」とか「12角に対して中合で香が
> 入手できないか」とか、妄想を膨らませていると、自分が詰将棋作家だった
> ことをだんだん思い出してきますね(笑)。

「だった」って何言っているんですか、現役作家じゃないですか!(笑)

まあよい作品というのは、そういう虫のいい妄想から始まるんですよね。

ありがとうございます。他にも幾つか投稿したんですけど採用されたものはあれだけでした。とにかく斎藤さんの鑑識眼には驚かされます。
しかし、いかにも取ってくれと言わんばかりの14香、歩合い封じの12歩などまだまだですね。
また新しいのを創らなければという気分になってきましが、なかなか良いものはできないですね~。実力が無いのに眼だけが肥えてしまった感じで困ってます。

どうも、書き込みありがとうございます。
「実力がないのに眼だけが肥えてしまった」は私にも当てはまるかもしれませんが、
逆に言えばまず眼が肥えなければ、つまりいい作品とは何かを分からなければ、
実力がつきようがないということになると思います。
つまりこれで今後傑作を生み出す下地は整ったわけですから、
是非是非創作を続けていただきたいですね。
研究もあって大変だとは思いますが、期待しております。

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