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講堂のピアノ

去年、前の学長からヤマハのグランドピアノが大学に寄贈されるというできごとがあり、講堂で感謝の意味を込めて行われた小演奏会に行ったことがある。学生たちが奏でる「千の風になって」を聴きながら、もしこのピアノが使用されていないときに弾かせてもらえれば助かるなあとちょっと思ったのだが、現実には難しいだろうとほとんどあきらめていた。ところが昨日ふと事務方に聞いてみたら、ピアノが置かれている講堂大ホールを事前に予約したうえで、ホールの鍵とピアノの鍵をそれぞれ事務から受け取れば勝手に弾いていいという。今日はホールも使われておらず、こちらも長引く仕事はなかったので、夕方にちょっと行ってみることにした。今まではグランドピアノで練習するとなると必然的にピアノスタジオで利用料を払っていたわけで、もし大学で練習できる選択肢ができれば非常に心強い。

で、実行してみた感想としては、いざというときには使えそうだが、あまり頻繁に利用はしにくいなというのが正直なところ。ピアノ自体は別に問題ないのだが、事前の手続きがどうも気が引けてしまうのである。まず、あのでかいホールを自分一人で使用したいという届けを出すのに躊躇してしまう。しかも使用目的に「ピアノ練習」と書かなければいけない。それから担当者のところで鍵を借りるのだが、施設利用届を見ながら「えーと、ピアノを弾くんですか」と他の事務職員に聞こえるような声でいうので、これが気恥ずかしいのである。学生ならいざ知らず、小さい大学だから教員だと顔がすぐ割れてしまう。なるべく人に知られずにこっそり弾きたいのだが、やはりそういうわけにもいかないようだ。

練習自体はなかなか快適にできたが、来月から始まる新年度の忙しさを考えると、こうやって時間をつくれる日はほとんどなさそうだ。結局、土日のピアノスタジオ通いの方が主になりそうである。

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コメント

大きなホールを独り占めできるとは、いい環境ですね・・・。遠慮せずにどんどん弾いてはいかが?

いや、ホールっていっても舞台裏なんですよ。
だから開放感は全然ないです。

講堂の舞台裏とは正に「男の隠れ処」なんですね。
その事務担当の方は今は
「えーと、ピアノを弾くんですか」という感じだと思いますが頻度が増せば
「え~、ピアノですね」になり、そのうち
「こんにちは、あれですね」になり、常連ともなれば
「こんにちは、先生」と言って書類を目視するだけでパンと許可印を押してくれそうですけどね。

私なら「顔見知り」になっちゃいます。

そうですねえ、いったんそういうふうになれば気楽なんですけど。
前日に手続きに関して問い合わせた人とは結構顔見知りなので聞くのも楽だったんですが、
普段行かない窓口に行くとどうも気後れしてしまいますね。

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