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チェスを指しピアノを弾く

2時過ぎに家を出て街中に出た。今日は、先日の中国選手権で対戦したIさんと3時から会うことになっていたのである。対局指導してくれと熱心に請われ、自分は教えるほどうまくないと何度も言ったのだが、ついに押し切られてしまったのだ。

本屋で待ち合わせし、すぐ隣の喫茶店に入ると早速駒を並べる。定跡を教えてくれというので、最初にものすごく大雑把にいくつかのオープニングを並べる。白の初手はこれが一番多くて、次がこれ。黒がこう指すとシシリアン・ディフェンスって言って、これはもうものすごく変化があって大変なんです。白は普通はこっちのナイトを跳ねるんだけど、そこでまた黒はいろいろ手があって……このポーンを突くことが一番多くて、そうすると普通は次にここでこうやってポーンを交換して、ナイトを跳ねて、でこっちもナイトを跳ねる。ここでまた黒はいろいろ手があって、この端っこを突くと、ナイドルフ・ヴァリエーションっていってトッププロの間でよく出てくるんです。あとは、こっちを突くドラゴン・ヴァリエーションってのもある。あっ、こういうふうにビショップをここに出すのはフィアンケットっていって、結構使えます。あとね……

延々とやっているうちに、こんなことをしてもあまり意味がないような気がしてきた。ちょっとやそっと定跡を覚えたってその通りになるはずがないし、指し手の意味が分からないのに丸暗記しても仕方がない。やっぱりチェスは実際に指してなんぼである。とにかくやってみましょうということで、白黒それぞれ一局ずつ指してみる。終わると並べ直しながら、中央を制圧した方がいいんですよとか、ナイトとビショップは早めに出してキャスリングした方がいいんですとか、どこかで聞いてきたことをさも強いような顔をして偉そうに講釈してしまった。しかし今日のIさんの熱心さだと何だかあっという間に追いつかれそうで、こちらが講釈されるようになるのも時間の問題だろう。実際2局目は中盤まであまり形勢に差がつかず、ちょっと焦ってしまった。

またそのうち指しましょうと約束して6時過ぎにIさんと別れる。今日はせっかく街中に出てきたので、久しぶりにピアノスタジオでゆっくり練習しようという計画もあった。予約はしていなかったが、よく行く楽器店のピアノスタジオに行ってみると空いているとのことで、6時半から1時間、グランドピアノを鳴らすことができた。昨日書いた「前奏曲とフーガ」もちょっとだけやったが、まだ譜読みし始めたばかりなので、今日のところはスクリャービンが中心。まだまだちゃんと弾けていない。来月はもう少しピアノスタジオ通いを増やす必要がありそうだ。

8時半頃帰宅。

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