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近代将棋休刊

すでに先月の末あたりからあちこちで噂にはなっていたが、どうやら近代将棋誌がこの17日に発売される6月号をもって休刊するというのは事実らしい。5月号の発売が突如大きく延期されたときによぎった不安は、やはり杞憂ではなかったのだ。将棋世界誌とともに全国の書店に並ぶ数少ない老舗将棋雑誌だっただけに、残念の一言につきる。詰将棋作家としては自作を発表する場がまた一つ失われたことになり、もはや恒常的に存在する投稿先は将棋世界か詰将棋パラダイスだけということになってしまった。自分は近代将棋に作品を投稿したことはなかったが、そのかわり一昨年横浜で行われた詰将棋全国大会の報告記事を載せていただいたことがあった。多少なりとも自分が関わった雑誌が消えてしまうというのは、やはりさびしいものである。

私が将棋に一番熱を上げていたころ、書店には少なくとも将棋世界、将棋マガジン、近代将棋、将棋ジャーナルの4誌が書店に並んでいた。私の記憶では、当時一番よく買っていたのは初心者向けの記事が多かった将棋マガジンだったように思う。投稿詰将棋は確か9手詰までの短手数作品ばかりだったが、当時の私にとってはそれはそれは難しく、懸賞詰将棋がなかなか解けずに悩んでいたものであった。解けたときは解答をはがきに書いて送っていたが、そうしたら何回目かに千通くらいの中から何と見事1等の黄楊彫駒が当たってしまった。もったいなくて封を切らずにずっととっておいたことをよく覚えている。懸賞の類であのレベルの倍率のものに当たったのは、あのときが最初で最後である。

その将棋マガジンも90年代半ばになくなってしまった。将棋ジャーナルもすでにそのころ廃刊になっていた。そして今度は、近代将棋が消えてしまう。将棋が再び人気を取り戻し、新雑誌が創刊されるような日は来るだろうか?

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コメント

 そんな状況になっていたんですか。寂しいですね。
 最近買っていなかったんですが、6月号は購入しようと思います。

残る将棋雑誌は将棋世界だけになってしまいますが、
これだけは続けていってほしいものですね。

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