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泥縄の練習

演奏会が間近に迫っているというのにあまりに練習していないので、少しはちゃんとしたピアノにさわってこようと思い立ち、お昼頃浜松ピアノに電話してスタジオを1時間押さえた。普段よく行く木定楽器店のピアノがちゃんとしていないわけではないが、浜松ピアノはフルコンのスタインウェイを弾かせてもらえるのである。いつも演奏会前に一回は行くことにしている。

夕方、雨の中を出かける。予約した時間に浜松ピアノに行くと、偶然にも店内にはBGMとしてスクリャービンの前奏曲が流れていた。部屋に通されると早速練習開始。うーん、やはり全然ダメ。Op.42-5は指が全く回っていない。集中して練習すべきなのだろうが、弾き方がそもそも間違っているのだろう、この曲を一回通しで弾くと両手とも消耗しきってしまい、数分はまともに力が入らなくなってしまうのである。だからしばらくの間は他の静かな曲を練習して、筋肉が休まるのを待つしかないのだ。スクリャービンは若いころにリストの「ドン・ジョバンニの回想」を練習しすぎて右手を痛めてしまい、まともに動かせなくなってしまった。その影響で彼の曲は左手に負担のかかるものが多いということになっている。確かに左手の音域は非常に広くて演奏困難だが、私に言わせれば、痛めたわりには十分右手も酷使していると思う。あんな不自然な手の開き方を要求されるのでは、腱鞘炎にならない方がおかしい。

そんなわけでときどき手を休めつつも、何とか1時間練習を続けた。本番まではこういう泥縄の練習をなるべく繰り返す必要がありそうだ。

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コメント

こちらは泥沼の毎日を送っております。スティーブ・ライヒの「ピアノフェイズ」をご存知かと思いますが、人生最大の難曲だったのです。1段目で既に演奏がグチャグチャになります。2ヶ月後に仕上がるかどうか。毎日ドロドロ・ジメジメしそうです。

おお、ピアノフェイズ!いいですねえ。
あれこそ途中で一瞬でも集中力が切れたらもうおしまいですものね。

学生時代、サークルの演奏会でこの曲を完璧に演奏した人たちがいました。
ミニマルミュージックを生で聴いたのはそのときが初めてでしたが、
こんなことができるのかとびっくりしたのをよく覚えています。

え~!!完璧に弾けた?!
私は2小節目がすでに弾けません。2ヵ月後に2小節目ができるか分かりません。暗譜なので怖いですし。ちなみにリズム感はぴか一のはずでしたが。。。

あっ分かった!その演奏は人間じゃなかったんでしょう、ナンチャッテ。
つべこべ言わず、とにかく頑張ります。

まあ、あのサークルは人間じゃないと思いたくなるような弾き手がたくさんいましたからね。
ひらひらさんもU君という実例をよくご存じでしょう。

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