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Leonid Kubbel's Endgame Study No.50


「余詰」作品はこれまでにもあったが、50番目にしてついに「不詰」作品が出てしまった。コンピュータによる検討ができなかった以上、本作のように後世になって不完全との指摘を受ける作品がいくつか出てくるのは、やむを得ないことであろう。問題の逃れ手順を消すためにまず思いつくのは構図全体を一つ右に寄せる案だが、残念ながらこれはうまくいかない。2手目の変化で 2... Bg2 3. Kxb5 Bxd5 4. Kc5 となったとき、4... Ba8! とBを奥に引っ込める手が代わりに生じるからである。詰将棋でもそうだが、作品の根幹部分に瑕疵が見つかると、修正することは容易ではない。

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コメント

3.Kc7も4...Bh4も素晴らしいんで、このまま攻防の傑作としておきたい気もしますね。

確かにそうですね。詰将棋でいうところの逃れ図式になりそうです。
あと上で紹介した、構図を一路右にずらす(失敗)修正案の
4... Ba8!もなかなか味のある一手で、逆に"Black to play and draw" の
スタディになり得るような気がしています。

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