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オープニングの習得

天気予報通り、雨の一日。ピアノを弾いたり、連載しているKubbelのスタディの下調べをしたりして過ごした。

最近チェスのオープニングのレパートリーを増やしたいと思っているのだが、どうにも勉強している時間がない。チェスを始めたころは、いくつもある定跡のどれにどういう特徴があるのかまるで分からないから、まあこれでも指してみるかと適当に選んだオープニングを並べるところからスタートするわけだ。そして、相手がこう指してきたらこのラインを採用して、もしこう指してきたらこのディフェンスに持ち込んで……とそこからどんどん枝が分かれていく。もっとも、それを実戦で試すとたいてい用意していなかったラインを指されるから、次回からはこうやってきたらこう応じることにしよう、とさらに枝が増えることになる。まだまだ穴だらけとはいえ、公式戦を初めて指した去年に比べれば、ある程度の蓄積はできてきたように思う。

しかしこうやって指していくにつれ、各定跡の特徴と同時に難しさもだんだんと分かってきた。すると、他のオープニングをやったらどうなのだろうという気になってくる。そもそも、今そのオープニングを採用しているのは単に右も左も分からぬころにたまたま並べ始めたところに端を発するわけで、自分にあまり向いていない戦法を選んでしまっているかもしれないのだ。そう思って近頃はあまりなじみのなかったディフェンスの本などもパラパラと眺めているのだが、すでに自分が指し慣れている定跡にある程度トランスポーズする可能性があるものならともかく、ゼロからいろんなラインを見ていくとなると、これはまたかなりの時間が必要になりそうである。

先日チェス喫茶で指した方が、感想戦で「普段はこれを指すんだけど、『裏芸』でときどきこちらもやる」というようなことをおっしゃっていた。結局は場数を踏むしかないのだろうけど、そんなふうにその日の気分で表芸と裏芸を使い分けられるレベルにいつか達したいものである。

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コメント

 昨年のジャパンオープン最終日。芦谷高敏と岩崎雄大氏の会話(趣旨)。

岩崎「なぜ(芦谷さんは)駒損する序盤をやるんですか?メインラインをやりましょう」
芦谷「だって、メインラインは難しいし・・・」
岩崎「確かに、難しいですよ」
芦谷「あまりにも複雑だから、私の頭では、到底理解できない・・・」
岩崎「難しいですけど、やるんですよ!勉強するんです!!」

 natsoさん、メインラインを勉強しましょう。いかがわしいマイナーラインばかりやると・・・私みたいなゴロツキチェスプレーヤーになってしまうかもしれません。

いや、どちらかというと私はメインラインをやりたい人間なんですけど、
相手が「いかがわしいマイナーライン」をやってきたときが問題なんですよねえ。
たいていおどおどしているうちにそれにやられちゃうんです。

でもまあ、Ashitaniさんみたいな棋風もありではないですか。力戦派ということで。
定跡の丸暗記だけで棋力がついていっていないと、そういうのに弱いんですよ。

オープニングの勉強は、今まさに私が取り組んでいる課題でもありますね。その中で思うのは、具体的手順を憶えること如何こうというよりも、その奥に隠された大まかな狙い(例えば最後には駒交換ののちにポーン・ストラクチャーの優位さから勝ちのポーン・エンディングに持っていくのかな?とか -- これは恐らくクイーンズ・ギャンビットなどはそうかなと思いますが)を捕らえるよう勉強し、後はなるべく実戦で経験を積むようにするとか・・・かな。僭越ですが。

参考になった本は、定跡書は様々なものがあるので此処では触れませんが、幾つかは。

① 上達の法則(PHP新書)
  岡本浩一/著
  
・氏の書かれた同類の2冊シリーズ

② 雑誌ですが、USCF発行の"Chess-Life" スーザン・ポルガーの連載もの

これの良いところは、大まかな狙い筋を言葉で(棋譜も含まれてはいますが)纏めているところです。あくまで簡潔に見開き2ぺージ位ですが。 
 
私だったら、これらは大いに参考になりました。

ご教示ありがとうございます。
具体的な手順より背後にある考え方が大事というのは全くその通りだと思っているのですが、
頭では分かっていてもなかなかうまくいかないものですね。
結局、実戦経験がものをいうのだろうと思います。地方に住んでいると近くで
気軽に参加できる例会がないのが、こんなときにネックだなと感じています。

 既にnatsuoさんも実践されているかもしれませんが、〝ネットでひたすら5分ブリッツをやりまくる〟ブリッツも馬鹿にはできません。

 ただ、人によっては<あまり意味をなさない>ことも考えられます。

 

確かにブリッツである程度強くなれるだろうと思いますが、
反射神経が重要になってくるので、あれはもう別のゲームという感じがします。
私はものを考えるのが非常に遅いので、ブリッツはとてもできる気がしませんねえ。
どちらかというと、時間はいくらかかってもいいから
一つの局面をじっくり考えて理解したい気がします(もっとも、それもできないんですが……)。

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