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York Bowen

BowenCD.jpg昨日帰宅して郵便受けにたまった郵便物を見ていたら、チラシの類に混じってYork Bowenの「24の前奏曲」のCDが届いていた。演奏はMarie-Catherine Girod。前々から入手しようと思いつつそのままになっていたCDだが、最近ピアノ関係のメーリングリストでボウエンの話題が出たのをきっかけにこの間注文しておいたのだ。

ボウエンの「24の前奏曲」Op.102については以前にもふれたことがある。他の作曲家が書いている同名の曲集に比べるとあまり世間に知られていない存在であるが、決してつまらないということはない。それどころか、聴いてみるとなぜこんないい曲が、と不思議になるほどに魅力的だと思う。スティーブン・ハフの弾くCDで知ってからおりにふれ聴いていたが、しっとりとした抒情性に満ちていて、しかしラフマニノフのように正面切って郷愁を訴えてくるわけでもなく、どこかぼやけているような曲調はボウエン独特のものであり、飽きることがない。ウェットには違いないのだけれども、言うなればそれは霧のウェットさなのだ。ハフは一部を抜粋して演奏していたが、ジローは全曲弾いてくれているので、当分は楽しめそうである。いずれ時間ができたら、どれか譜読みしてみようかとも思っている。

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