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アンナ・マグダレーナ

昨日から今日にかけて新しいパソコンの環境を整備して、ようやく使える状態になってきた。ブラウザやメーラ、TeXなど重要度の高いものはだいたい入り、将棋ソフトやらチェスソフトやら、趣味関係のものも一通りインストールはすませた。こう書いているうちにもまだあれをやっていなかったとかこれもしておかないとと次々思い出してきているのだが、それは追々やっていくことにしよう。

インストールの類はとかく待たされることが多いので、今日は作業が始まったのを見計らってその場を離れて電子ピアノに向かっていた。最近はバッハ=リストのフーガとボウエンの前奏曲を交互に弾いていることが多い。つっかえつっかえしながらどうにか終わりまでたどり着いたら、そろそろできたかなとパソコンの前に戻る。するとたまに、何かの確認のダイアログが出ていて動きが止まっていることがあるのである。それもたいていはまだインストール作業が始まって間もないところなのだ。ダイアログの中身も「~してもいいですか?-[はい][いいえ]」というやつで、「『はい』に決まってんだろ、『はい』に」とぶつぶつ言いながらクリックすることになる。そして再び作業進捗バーが伸び始めるのを見ると、機械からもう1曲弾きに行く許しを得た気分になって、またピアノに戻るのだった。

ところで、バッハといえば昨日流れたニュースで、バッハの曲の一部は彼の2番目の妻が作曲したものであるという説をオーストラリアの研究者が唱えているという話が出ていた。もしかしたら眉唾ものなのかもしれないが、まあそういうことがあってもおかしくないとは思う。ただ、バッハ本人の作曲ではないと思われる曲の筆頭が、無伴奏チェロ組曲なのだそうだ。その研究者曰く、自分で弾いていたときにおかしいという確信を持ち、今ではあの曲がバッハの作品でない理由を18通り考えついたという。その18通りのうちいくつかでも記事で紹介してもらいたかったが、素人目には他のバッハの曲とそれほど違うような気はしない。まあ確かなのは、夫が書いたものであろうと妻が書いたものであろうと、後世の人間があの名曲を聴く楽しみを享受できることにかわりはないということだ。

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