チェスのフリーソフトについて(2)
昨日の話の続き。コンピュータチェスには2つのプロトコルがあり、世の中にあまた存在するエンジンはたいていそのどちらかに属しているという話だったが、それらを実際に使うにはそれぞれのプロトコルに対応したGUIを使う必要がある。
まずWinboard系だが、これはその名の通りWinboardを使うというのが一番一般的な選択肢だろう。作者のページから最新版がダウンロードできるが、ここではScotti氏によるオリジナルのWinboardの改良版をCraftyエンジンと組み合わせて使うケースを紹介してみる。
1. Scotti氏のページ "Tinkering with Winboard..."から実行ファイルの詰まったzipファイルをダウンロードする。
2. 取ってきたファイルを展開し、適当な場所(例えば "C:\Program Files\Winboard")に入れておく。
3. CraftyのFTPサイトに行き、executablesフォルダの中にあるCraftyの実行ファイルをダウンロードする。
4. ダウンロードしたファイルを適当な場所(例えば "C:\Program Files\Crafty")に入れておく。このとき、Craftyの実行ファイルにヴァージョンを表す数字がついていたら、ないものにリネームしておく(例えばCrafty-20.14.exeからcrafty.exeに)。
5. デスクトップにWinboardのショートカットを作る。その際、Craftyを自動的に読み込むようにするため、パスは例えば次のようにしておく。
"C:\Program Files\Winboard\winboard_x.exe" -cp -fcp
"crafty winboard" /fd="C:\Program Files\Crafty"
6. ショートカットからWinboardを起動する。
うまくいけば、これでCraftyが読み込まれたWinboardが起動する。GUIにオリジナルでなく改良版を使ったのは、こちらはエンジンによる局面評価の窓が出てきて使いやすいためである。単に手順を入力するときは、[Mode]-[Edit Game]を選べばエンジンは動かない。一方[Mode]-[Analysis Mode]にすると、Craftyが局面ごとに手を読み始める。局面評価は"+0.48"などの数字で、+方向に振れれば振れるほど白が有利ということだ。例えば自分の指したゲームを入力したうえで解析モードにし、手を進めていったときに突然この数字が大きくぶれるところがあれば、そこはおそらくポカを指したのだろうと推測できる。瞬間的に数字が2.0以上動いたりしたら、それはかなり立派なポカといっていいだろう。
もう一つのプロトコル、UCIプロトコルについては、GUIはArenaが一番広く使われているようである。フリーソフトとは思えないほど非常に高機能で、複数のエンジンを読み込んでエンジン同士の総当たり戦をやらせることも簡単にできる。さらにUCIエンジンだけでなく、Winboard系にも対応しているので、UCIのエンジンとWinboardのエンジンを対戦させることも可能だ。難点はメニューが完全に英語化されておらず、一部にドイツ語が残っていて分かりにくいことだが、しばらくいじっていれば慣れるだろう。これについては、また時間のあるときに紹介してみようと思う。
コメント
動きました。
ありがとうございます。
計算させっ放しで、手順を追うことが出来るのは凄い!
投稿者: Norman | 2008年10月15日 01:11
序盤のあたりはあまり信用しない方がいいですが、
中盤から終盤にかけては多分かなり助けになるんじゃないかと思います。
何か次にお会いしたときには負かされそうな気が……(笑)。
投稿者: natsuo | 2008年10月15日 01:13
いろいろなソフト見ましたが。
これは面白いソフトですね。
チェスのソフトって良いですね。
この前紹介してましたよね。
9月ごろのブログで。
これ、いまも売ってるのかな。
管理人さんはフリーソフトじゃないほうの
普通のチェスはするんですか。
投稿者: ホライズン | 2008年10月15日 23:02