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2009年01月31日

締切日の原稿書き

今日の午後はプロブレム・パラダイスの原稿を書いていた。今日が締切なのである。今月はずっと忙しくてなかなか時間がとれず、またしても大慌てで仕上げることになってしまった。もう毎回この調子だ。平日は無理にしても土日に少しずつ進めておくことはできたはずなのだが、他にもやりたいことがどんどんたまっていくので、どうしても遅れてきてしまう。やっぱり、ピアノも弾きたいし折紙も折りたいしマジックの練習もしたいのである。もっと計画的にやることを決めて楽しめばよいのだが、日が高くなるまでだらだらとベッドに寝転がり、ようやく起き出してパスタをゆでて食べ、食後に一杯コーヒーを飲んでさてどうしようとなったとき、最初に思い浮かんだことをしてしまうのだ。おまけに、今月は詰将棋関係でもちょっとしなければいけないことがあった。来月も公私にわたって忙しくなりそうだ。

明日は詰四会で松山に行く予定。

2009年01月30日

3三角戦法

一昨日と昨日は、将棋王将戦七番勝負の第二局が行われていた。結果は後手の深浦王位が快勝。羽生王将はあまりいいところなく敗れてしまった。これで一勝一敗だが、相変わらず羽生さんは深浦さんを若干苦手にしているように見える。

HabuFukaura.png深浦王位が指したのは4手目に3三角と上がる戦法だった。ここ最近流行している指し方で、一昔前なら棋理に反していると怒られそうな手だが、現代将棋は何でもありである。中継棋譜を見ていてちょっと驚いたのだが、昨年度に行われたプロ棋士の公式戦でこの4手目の局面が現れた対局を調べると、何と後手の70勝44敗なのだそうである。そのせいで、今年度は統計を取ってから初めて、公式戦全対局で後手の勝率が先手を上回る可能性があるという。いずれ先手番での対策が整備されてくればこれほど極端な数字にはならなくなるだろうが、先手が5割5分程度勝つのが当たり前の世界において、これはかなり珍しい事態といえるだろう。

対局開始後お互いが2手ずつ指した局面が、トップレベルのプロで何度も指されながら、1年以上経ってもまだ後手の勝率が6割以上……そんなことはチェスではちょっと起こりそうにない。将棋はまだまだ未開拓の部分が多く残されているのだなあと感じる。

2009年01月29日

コンピュータの性

昨日は夜11時過ぎまで大学で担当している4年生の論文の直しにつきあっていた。さすがにあの時間まで残っていたのは初めてだと思う。まあ同じ居残るなら、こういうことの方が会議が長引いたりするよりはずっといい。

今日も午前中からまた最後の見直しをして、午後にようやく提出する。時間があればまだまだ改善すべき箇所はあったと思うが、最低限のことはしたと思う。それにこれからがまた大変で、半月後にある卒研発表会でそれぞれの論文の内容をプレゼンしてもらうため、資料を作ってもらわなければいけない。学生に集まってもらって作り方を説明したのだが、去年と同じはずなのになぜかコンパイルがうまくいかなかったり、できたファイルの表示が一部おかしかったりとトラブルが続出。この分だと明日以降もいろいろありそうだ。そういえば昨日も、大学院生から急にOSが立ち上がらなくなりましたと言われてその対応にも追われていたのだったし、その前はプリンタの故障もあった。すべからくコンピュータというのはこうなるようにできているのである。つまり、正常に動いていてほしいときに正常には動かない。それはコンピュータの性であり、多分そう設計されているのだろうという気にすらなってきている。

一方、論文提出のすんだ学生を見ると、ネットで北海道の地図を見てあれこれ相談している。3月に卒業旅行で北海道に遊びに行くことを計画しているのだそうだ。うらやましい限りだが、3月だとまだちょっと寒そうな気もする。

2009年01月27日

歩数計

今日もずっと4年生の論文を直していて帰るのが遅くなった。締切が明後日なのでいよいよ最後の追い込みに入っているが、まだ見なければならないところがたくさん残っている。明日も夜までつきあうことになるだろう。

今使っている携帯電話は振動に反応するセンサーが入っており、それを利用した歩数計の機能がついている。日付が変わるたびにリセットされるのだが、帰宅してチェックしてみると多くの場合はたった3000歩前後である。この程度しか歩いていないのでは、この間のようにちょっとした登山でたちまち息切れしてしまうのも無理はない気がする。ただ、ここ1週間くらいは5000歩くらいになっていることが多い。理由は簡単で、自室が8階で学生が詰めている部屋は5階にあり、何度も往復しているせいだ。行ったり来たりは常に階段なので、歩数以上に足にはいい運動になっているのかもしれない。

2009年01月26日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.77


本作とこのあとの79番は、Kubbelの作品において何度となく登場する2つの関連したテーマが端的な形で表現されている。すなわち、ディスカバード・アタックをしながらのチェック(77番)と、ディスカバード・チェックをしながらのアタック(79番)である。

2009年01月25日

サーバ構築作業とピアノの練習

うちの自宅サーバも火を入れてからもうすぐ3年になる。これまでネットワークが切れてしまうトラブルは何度かあったが、それはいずれもルータやケーブルの問題で、サーバ自体はずっと快調だ。ただ元々は古いノートPCの使い回しであり、いつまでも元気なわけはないので、新しいサーバを導入する計画を少しずつ進めている。すでに注文してあった安売りのマシンが少し前に届いていたのだが、このところずっと公私にわたって忙しく、なかなか手をかける時間がなかったのだ。今日の午後を使い、ようやくパーティション切りとLinuxのインストールまで作業をする。Linuxは今や一大勢力となったUbuntuを初めて入れてみた。まだ整備しなければいけないことがたくさんあるが、今日はここまで。平日は時間がとれそうにないので、実際にサーバを移行するのはまだだいぶ先になりそうだ。

夕方は街中に出て久しぶりにグランドピアノを弾いてきた。30分だけだが、やはり電子ピアノと違う鍵盤の深みと微妙に強い抵抗力が指に心地よい。スクリャービンは詩曲Op.32-1の他に最近はワルツOp.38をやってみている。一般にはほとんど知られていないが、イゴール・ジューコフの演奏を聴いて以来ずっと私のお気に入りの曲である。まだ大学2年生のときにピアノサークルの演奏会で一度弾いたことがあるが、もう15年近く前のことだから譜面はほとんど忘れてしまっていた。あのときは演奏がちょっと雑になってしまったような気がするので、今回はもう少し丁寧に弾くことを心がけよう。

帰宅後、今日がお年玉年賀はがきの当選番号発表の日だったことを思い出す。当たったのは4等が2枚。1枚は自分で買って余ったはがきで、もう1枚はチェス協会から来たものだった。最後に3等に当たったのはいつだっただろうか?少なくとも、ワルツを弾いたときより前であることは間違いない。

2009年01月24日

寒い一日

今日はゆっくり寝ていられる。心ゆくまで惰眠を貪ってやるんだ、と思い定めて昨夜は床に就いたが、朝におじさんのゆっくりした低い声が聞こえてきて起こされた。マンション全体に流れる館内放送である。
「……(ガチャガチャ)……か、管理センターより、お知らせいたします。本日、予定しておりました、ゴミ袋プレゼントのキャンペーンは、雪のため、来月に、延期いたします……」
どういうことかというと、うちのマンションでは古新聞や段ボールなどの資源ゴミは元々木曜日の収集だった。市のゴミ収集車は今も木曜日に来るのだが、それとは別にマンションがゴミ収集業者と契約を交わし、土曜日に有価資源ゴミを回収してもらうことになった。わずかとはいえ持って行ってもらった分だけ収入がマンションに入るので、管理人としてはなるべく土曜日に資源ゴミを出してもらいたい。しかしまだ木曜日に出す人が結構いるので、今日資源ゴミを出した人にはゴミ捨て場に待機していた担当者がゴミ袋をプレゼントするというキャンペーンを張ったわけである。それが雪で延期になったということだった。さぞ激しく降っているのだろうと想像できたが、真っ白な光景を見たら目が覚めてしまいそうだ。今日はとにかく十分寝るんだと決めていたので、もう一度布団を引っ張り上げて中に潜り込んだ。

お昼も近づいたところでようやく冬眠からさめた熊のように動き出す。窓の外を見ると確かにあたりはだいぶ白くなっているようだった(修繕工事中で建物がシートに覆われているため、はっきりとは見えない)が、すでに日射しがあって路面の雪はあらかた消えているようだった。「囲碁・将棋ジャーナル」を見たりしてしばらくはのんびり過ごす。今日は用事があって3時過ぎに外に出たのだが、空気があまりに冷たいのにびっくりした。0度をちょっと超えたくらいだろう。日中でもこんなに寒いのなら、なるほど雪も降ろうというものだ。

6時頃帰宅し、肉じゃがをつくる。懸案だった冷蔵庫野菜の未消化問題がようやく解決された。

2009年01月23日

忙しい時期

うーん、今日も忙しかった。時間をとられる会議はなかったけれど、メールで次から次に対応しなければならない案件が入ってくる。おまけに、来週末だと思っていた書類の締切が今日であると午後になって分かり、さらに慌てる始末。まあ程度の差こそあれ、この時期の教育機関はきっとどこも忙しいのだろう。

来月は人間ドックに行くことになっていたのだが、予定を調べたらその日は大学に張り付いていなければいけないことがはっきりしてしまったので、受診日の変更をお願いするべく健診所に電話をかけた。「2月で他に空いている日は……」と聞くと、「あとは7日の土曜日だけですね」とのこと。その日は一昨日の会議で卒研発表の練習会をやると決まったばかりである。それ以外の土曜日なら大丈夫だったのに、全くツイていない。結局、人間ドックは3月になってしまった。

いろいろな仕事に片をつけ、またいくつかの仕事は来週以降に先送りし、外が暗くなったころに4年生の様子を見に行く。彼らも卒業研究の論文提出締切が迫っており、大詰めの時期だ。Lenstraによる楕円曲線を利用した因数分解法をテーマにしている学生さんがいて、なかなか実装がうまくいかずに困っていたので気をもんでいたのだが、今日になってついに満足できる計算結果が得られたとのこと。これはホッとした。もう一頑張りすれば十分間に合うだろう。

2009年01月22日

Corus Chess 2009

VanWely_vs_Radjabov.png名人戦が始まれば春本番、王位戦なら暑い盛り、そして寒くなってきた頃には竜王戦というように、将棋のタイトル戦にはもうある種の季節感を覚えるようになって久しい。ここ数年、海外の大きなチェスの大会をネットで観戦し続けていたおかげで、最近はさらにチェスについても大会と季節が結びついて感じられるようになってきた。1月といえばオランダの小さな町、Wijk aan Zeeで行われるCorus Chess Tournamentだ。毎年、世界の強豪が顔をそろえるうえ、ゲームとしても面白い対局が多いように思う。今日も第5ラウンドが現在進行中。全局がライブ中継で楽しめるが、今日はVan Wely対Radjabovのライバル対決を中心に観戦している。この二人、対戦すると必ずKing's IndianのBayonet attackという同じ戦型になるのである。相手の研究を外すということが当たり前になっている世界でこうも固執するというのは、おそらくお互いに意地があるのだろう。

Short_vs_L'Ami.png相手の研究を外すといえば、第3ラウンドのShort対L'Ami戦は興味深い対局だった。19手という相当な短手数で白のShortが勝ったのだが、棋譜を見ると何だかプロ棋士が指導対局でもしているかのようなのである。黒の指し手はまるで自分の対局を見ているようだった。開始から5分、まだ5手目で疑問手を指してたちまち敗勢に陥ったのだ。対局後のインタビューで、「今日では、特に若いプレイヤーは序盤は徹底的に研究して定跡手順を覚えてしまっており、自分の記憶が切れる中盤から考え出すことに慣れきっている。序盤のまだ早い段階から自分の頭で考えるということはほとんどない」とShortは語っている。しかしこの日の対局で、L'Amiはわずか5手指したところで自分の知識がない領域に来てしまった。知らないのだからそこで腰を落ち着けて深く考えるべきだったのに、L'Amiはよく知っているような顔をして時間をかけずに指した。それが敗因だったというのである。何とも身につまされる話だ。トッププレイヤーですらこんな負け方をすることがあり得るのだから、自分のレベルですぐわけが分からなくなるのも当然かもしれない。

2009年01月21日

会議は長く、仕事は多く

夕方から数学系教員が集まって会議。1時間半の予定ということだったが、そんなに早くは終わらないだろうと覚悟はしていたら、やはり3時間くらいかかった。しかもこうやって長い時間をかけても仕事は減らず、それどころかどんどん増えていくのだから憂鬱になってしまう。会議の終わりにこれから年度末までの間にある大事な締切や行事の予定をみんなで再確認したら、次から次へと文字通り絶え間なくやってくるのだった。その合間を縫って4年生の卒業研究発表のリハーサルをいつやるかという話になったが、それぞれの予定をつきあわせてみると、全員が出席できる時間帯がもうどこにもない。「金曜日はどうですか?」「その時間は期末試験をやっていて……」「じゃあその前の木曜日は……」「すみません、ここはずっと会議で埋まっています」。結局、土曜日にやるしかないだろうということになった。採点のような個人的な仕事を土日に持ち込むことはときどきあるが、みんなで土曜日出勤ということはこれまでなかった。しかし今後はきっとそれほど珍しいことではなくなるのだろう。

遅くなってしまったので、夕飯はまた近くの京都ラーメンの店ですませた。前にシチューをつくったときに余った使いかけの野菜が冷蔵庫に眠っていて、早く何かつくって消化してしまいたいのだけれど、なかなかその時間がない。家で趣味の時間がなかなかとれないこととともに、目下の懸案事項だ。

2009年01月20日

地区予選の日程

今年もチェス選手権の地区予選の時期が近づいてきた。一昨年から無謀にも公式戦に参加するようになったが、そのデビュー戦が一昨年の中国選手権だった。あのときまぐれ勝ちがなくて順当に全敗していたら、やっぱり敷居の高い世界だったとやめてしまっていたかもしれない。去年はさらに調子に乗って九州選手権中国選手権と近場で行われた2つの予選に参加した。一昨年も去年も、3月に地区予選を指してちょっとやる気になり、勢い込んで5月のゴールデンオープンに参戦して散るというパターンが続いており、自分にとっては早春から新緑の頃が何だかチェスの季節となりつつある。

今年もできれば去年参加した2つの予選に行こうと思っていたが、発表された日程を見ると今回の九州選手権は3月29日とのこと。3月末は学会で東京に行っている可能性が大きく、ちょっと無理かもしれない。まあ3月1日の中国選手権だけでも行ければと思う。ただ、今年はいつにもまして毎日が忙しい。本来ならオープニングのレパートリーの復習とかタクティクスやエンドゲームの練習とか、付け焼き刃でもいいからある程度頭を慣らしておくべきなのだが、今の分だと事前に準備らしい準備はほとんどできそうにない。出たところでとても勝てる気はしないが、負けるにしてもせめて終盤の入口くらいまでは指したいものである。すでに経験したことがあるが、序中盤の大ブランダーで一発投了、あれほど情けない気分にさせられるものはない。

2009年01月19日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.76


1手目の変化がかなり多く、全部読もうとすると相当大変である。きれいだが短手数で終わるメインラインと比べても1...Ke8以下の手順はかなりきわどく、黒なら実戦的にはこちらを選ぶのが正解だろう。手順を詳述したために括弧書きが何重にもなってしまって読みにくくなってしまった。もし読まれる際は手順中の手を直接クリックするか、ボタン一番右のvariations.gifをクリックして自動的に変化手順に入るようにし、盤上で局面を確認しながら追うことをお勧めする。

2009年01月17日

髪を切る

パスタでお昼をすませ、コーヒーをゆっくり飲んで一服。午後は最近ネットで購入したいろいろな品物を見たりいじったりして遊んでいた。すっかり円が高くなったこともあって、このところネットでチェスや折紙の本だの怪しげなマジックのネタだのをやたらと買ってしまっている。こんなペースであれこれ買い込んでも内容をしっかり消化できるわけがないと頭では分かっているのだが、前々から興味があった品物がいつの間にかずいぶん安くなっているのを見つけると、つい注文してしまうのである。数回のクリックで何でも買えてしまうというのも、便利とはいえ考えものだ。昔、買い物がストレス解消法と公言する女性が、ほとんど着ることもないと思われる高価な服や値段ばかりやたらに高いフランス料理にお金をつぎ込んでいるのをテレビなどで見るたび、「ふん、これこそ女性の最も理解できない生態の一つだな」などと若造の分際で知った風なことを考えていたものだったが、齢35にしてようやくその思考が理解できる境地に達しつつあるのかもしれない。

日が傾き始めた頃、家のすぐそばにある理容店に行って髪を切ってくる。かなり長くなって少々うっとうしくなってきていたので、やっとすっきりできた。本当は、今週の初めにはもう短くなっているはずだったのだが、12日に同じ理容店に行ったところ閉まっていたのだ。まだ実家にいたときに通っていた床屋は月曜日が祝日のときには翌日の火曜日が定休日だったので、床屋や理容店の定休日というのはどこもそういうものかと思っていたのである。どうも今行きつけの店は、祝日だろうが何だろうが月曜日は休むという方針らしい。

2009年01月16日

生放送中にトランス状態

午後に数学演習があった。毎回くたくたになるこの時間も、今日が最後。あとは来月に期末試験をするだけだ。いったん部屋に戻って一息ついたあとで4年生の卒業研究の様子を見ていたため、帰るのがだいぶ遅くなった。ときどき行っている京都ラーメンの店で夕飯。

昨日人から教えてもらった動画の話。イタリアで三度にわたって首相を務めた政治家、ジュリオ・アンドレオッティが、同国の生放送番組にゲストとして出演した。もう89歳(今月90歳になった)だというのに、子供からの質問にも矍鑠として答えている。ところが次の瞬間、女性キャスターが投げかけた質問に全く反応しない。もう一回聞くが、やっぱり反応がない。"Presidente? Presidente?" 当惑しきったキャスターが何度声をかけても、穏やかな表情で中空を見つめるばかりである。番組として耐えられなくなり、ここで無理やりCMが入ったが、CM明けはまた普通に応対をしていたようなので、あの瞬間だけ元首相の頭の中で何かが止まっていたらしい。

この放送中のハプニングは「アンドレオッティ、生放送中にトランス状態」とずいぶん話題になったようで、ネット上ですでに何十万回と再生されている。この人は現役時代にマフィアとのつながりが指摘されたりしたこともあり、見かけによらず黒いイメージも持っていたようなのだが、あの表情は昔のできごとを走馬燈のように思い浮かべているようにも見える。女性キャスターの困り切った顔と元首相のすべてが満たされたような顔が対照的で、何度見てもおかしい。

[追記]上の動画で、直前まで子供からの質問にも矍鑠として答えていると書いたが、よく見るとその映像は2000年に撮影されたもののようだ。つまり問題のトランス事件の8年前である。道理で元気なわけだ。

2009年01月15日

安くなったガソリン

このところ、夜に雪が降って朝にやむという天気が続いている。出かけるときにいつも遠くに見える山々は白いが、帰る頃には白と茶色のまだら模様になっている。幸い、路面の雪はすぐなくなってしまうので、車での通勤に支障はない。しかし寒さはもう少し和らいでくれないものかと思う。

帰り際、ガソリンスタンドに立ち寄って給油してきたが、1リットルの値段が96円になっていた。ついに100円を割ってしまったのである。実は今の車に乗るようになった4年前、初めて給油したときが110円で、それ以来今日までずっとその値が自分の車の給油最安記録だった。一時は170円を超えてしまい、もう二度と4年前の水準に戻ることはないのではないかという気がしたものだが、それから半年でこんなところまで落ちてしまうとは驚きだ。まあせいぜい1ヶ月に一度給油するかしないかという程度しか走っていないからそれほど影響はないのだが、払う側としてはもちろん安いに越したことはない。

2009年01月13日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.75


白のBがくるっと一回りし、それが消えると同時にシンプルなステイルメイトの形が完成する。逆算で創作したことがよく分かる作品である。

2009年01月12日

盤上を支配する

昨日の登山の帰りに「文學界」2月号を買ってきた。「猫を抱いて象と泳ぐ」の出版を記念して、小川洋子氏と若島正氏が対談しているのである。昨年の5月に若島さんとお会いしたときに伺った話もいくつか出ており、興味深く読んだ。

対談中、若島さんがチェスとチェスプロブレムについて語ったくだりがある:

若島 (チェスプロブレムとは)いろんな可能性を自分の頭の中で試しつつ、何が最も美しいかを選び取っていく行為なんです。チェスを指す方はより人間的といえば人間的で、小説の中にも出てきますけど、相手がいるという問題がありますよね。相手がたとえばチェスの詩が分かる人ならばそういう棋譜が描けるし、それこそ公園で賭けチェスをやっているような相手とやると、粗暴な棋譜しか描けない、ということが起こります。

ゲームとしてのチェスを指すこと、チェスプロブレムを解くこと、そしてチェスプロブレムを創ること。この3つの行為を比べたとき、この8×8の盤上の世界をどれだけ支配できるかということは、その違いを計る一つの尺度たり得ると思う。チェスを指す場合、どれほど強いプレイヤーであってもすべてが思い通りになることはない。若島さんが言うようにチェスには相手が必ずおり、自分が支配できない相手の指し手なしには世界を構築することはできないからだ。これがプロブレムを解くとなると、相手の手を考えるのも自分である。最初から最後まで自分が手順を考えるのであるから、盤上に広がった世界をより確実に支配し、掌握していることになる。しかしその手順は与えられたプロブレムによってすでに規定されたものであるから、まだ十分ではない。プロブレムを創るということは、いうなれば盤上で起こることをすべて自分が決めようという行為であり、これこそが世界の究極的な支配である。チェス盤を現世界と思うなら、ゲームとしてのチェスにおける支配とは敵国を打ち負かしての世界制覇というところだが、プロブレム創作の支配とは神による天地創造なのである。「支配」のレベルが違うのだ。このことはもちろん、将棋と詰将棋についてもそのままあてはまる。

だからプロブレム作家や詰将棋作家というのは、すべてが自分の思い通りになってくれないと気がすまない人種なのではないかと思う。またそういう支配欲を心のどこかに強く持っている人ほど、素晴らしい作品を創れるのではないか。対談を読みながら、そんなことを考えた。

2009年01月11日

倉橋火山に登る

今日は久しぶりに同僚のI先生と登山に出かけた。忙しかったり体調がよくなかったりでなかなか行けず、暑い盛り前回から実に半年ぶりである。今回のターゲットは倉橋にある火山(ひやま)。標高は408メートルだ。前回登った高城山に比べると若干低いが、今回は海抜0メートルの場所が登山口なので登る高さとしては同じくらいだろう。朝9時にI先生と合流し、車で南下すること1時間ほどで倉橋に到着した。呉よりさらに南側の瀬戸内海に突き出た町である。風が強くてちょっと寒いが、天気は晴れたり曇ったりでまずまずだ。

意気揚々と登り始めたが、10分もしないうちに半年のブランクがいかに大きかったかを思い知らされることになった。最初の急坂だけでたちまち息が切れてしまったのである。I先生にいつの間にか置いて行かれてしまい、ゼイゼイ言いながら必死で後を追うものの苦しくて足が動かない。山の中腹でいったん待ってもらってしばし休息したらようやく落ち着いてきたが、しばらくは会話もまともにできないほどだった。これほどまでに身体機能が退化していたとは情けない。そういえばこのところジョギングもなかなかできないでいるが、やっぱり脳も身体も使わないと着実に衰えてしまうのだと実感した。

Hiyama2.jpgHiyama1.jpgやがて東屋のある分岐点に出た。ここから西に行くと火山、東に行くと後火山(うしろひやま)へと登れる。後火山は火山より高く456メートルあるが、眺望が全く開けていないので登ってもあまり面白くないと分かっていた。だがI先生と相談のうえ、せっかくここまで来たからと後火山を先に登頂してしまうことにする。分岐点から20分ほどで到着。事前の情報通り、雑木林の中に「後火山山頂」と書かれた札がくくりつけられているだけ。なるほど、これでは人気がないわけだ。さっさと火山に登り直しましょうと、I先生とともにすぐ踵を返した。

先ほどの分岐点に戻り、今度は火山山頂を目指す。こちらは近くて10分くらいで着いた。山頂には直径10メートルはあろうかという巨大な岩が転がっており、その上に登ると瀬戸内海の景色が一望の下に見渡せた。眺望が素晴らしいと聞いていたが、なるほど確かにこれはなかなかのものだ。南を見ると広島県内の島に加え、山口県の周防大島や愛媛県の怒和島も見える。一番向こうの方にぼんやりと見えるのは四国本体だ。一方北に目を転ずると、倉橋とその西の東能美島を結ぶ早瀬大橋がよく見える。その向こうに広がっているのは江田島だろう。

HiyamaPanorama1.jpgHiyamaPanorama2.jpg

しばらく景色を堪能したが、何しろ風が冷たくて寒いうえ、昼時をとうに過ぎていて腹も減ってきていたので、もう下山しましょうということになる。実は火山を下りたところには桂ヶ浜という温泉があり、山を下りたら温泉に入るという段取りになっていたのだった。前回は下山後に行くはずだったお好み焼き屋が臨時休業という悲惨な事件が起きたが、今回はそんなこともなく、温泉にゆっくりつかって疲れを癒すことができた。

今回の登山は体力の衰えを自覚するいい機会になった。次の山登りはもう少し楽に登れるようにしておきたいと思う。

2009年01月10日

電子ピアノの鍵盤音

寝起きが悪く、何だか頭が痛かったので、午後も家でピアノを弾いたりエンドゲームスタディを調べたりしてゆっくりしていた。ピアノは昨年後半はあまり練習できなかったので、今年はちゃんと時間をつくって弾いていきたいと思っている。今までいろいろな曲をやってみたが、結局自分が人前で弾いて一番ほめてもらえるのはやっぱりスクリャービンかラフマニノフのようである(もちろん、お世辞の部分を大幅に割り引いて受け取らなければいけないことは認識しているつもり)。一人で弾く分にはバッハもシューマンもゴドフスキーも楽しみたいが、演奏会に出す曲についてはやはり先の二人を軸に選んだ方がよさそうだ。今のところ、スクリャービンの詩曲Op.32-1は何とかなりそう。もう1曲くらいはやりたいが、どうするか楽譜を見ながら考えよう。

夜になってからも音量を絞って少しだけ弾いていたのだが、音を小さくすると相対的に鍵盤のカタカタいう音がよく聞こえるようになる。こういうのは経験してみないと分からないのだが、電子ピアノの鍵盤自体が出す鈍い音は思ったよりずっと大きい。ピアノサークル同期のU君はかつて、下宿先で夜中にヘッドホンをかけて電子ピアノを弾いていたら、隣の住人から激しい剣幕で苦情を言われたことがあったそうだ。その話を聞いたせいで、夜にちょっと練習するときもヘッドホンはあまり使わないことにしている。耳にピアノの音だけを聞かせてしまうと、自分が鍵盤のカタカタ音も発している事実を忘れてしまいそうになるからだ。幸い、今までに騒音で他の住人の方から文句を言われたことはまだない。

2009年01月09日

新作マジック作品集

年明けすぐに注文しておいたマジックの本(DVD付き)が昨日届き、帰宅すると興味深く見ている。アマチュアマジシャンのSさんによる2冊目のマジック作品集である。この方は5年ほど前、まだ全く無名だったときに初めてオリジナルのマジックをいくつか収録した本を出版し、そのアイデアの素晴らしさ、斬新さから一躍注目されることになった人である。今回、2冊目が出たと聞いてすぐ発注したのだが、期待通りの内容でその狡猾さ、ずるがしこさ(この世界ではほめ言葉である)にいたく感心してしまった。やっぱりどの世界にも天才というのはいるものだ。ただ、この本に書かれているアイデアを用いたマジックを中途半端に習得して人前でやるのはためらわれる。今回は本人が実際に演じているDVDも付いていたが、あれは「これくらいうまく自然にやれるようになるまでは演じてはだめですよ」というS氏からのメッセージだと思われる。それに従い、当分はゆっくり練習し、人前に出すのは避けた方がいいだろう。それがこれだけのアイデアを公開した作者に対する礼儀だろうと思う。

そういえば、昨日チェスの対局中に不正行為の誘惑に駆られてしまうような人たちのことを書いたが、ああいう人こそマジックをやればいいのにと思う。自分だけがこっそり秘密の行動をして表向きは称賛を浴びるというのは、まさにマジックそのものではないか。チェスならそんな行為が見つかれば追放ものだが、マジックはそれが堂々とできる。しかも相手がどんなにピアノがうまかろうが、どんなに数学ができようが、関係ないのだ。自分が到底かなわないはずの相手に「あれ?」と言わせることができる、この気持ちよさは何物にも代え難い。

2009年01月08日

チェスと不正行為

チェスの世界では対局中にコンピュータをこっそり見る不正行為がもはや珍しくなくなりつつあるが、現在オーストラリアで行われている大会でもまた対局者がトイレでこっそりコンピュータにお伺いを立ているのがばれ、当然ながら追放処分になったそうだ。舞台となったのはオーストラリア・オープンに合わせて開催されているレーティング1600以下のプレイヤーを対象とした大会で、不正行為をしたのは14歳の少年だったという。棋譜とともにそのときの状況が公開されているのだが、ちょっと失笑してしまった。

CheatingGame.png1. e4 c5 2. b3 Nf6 黒、トイレに行く。3. e5 Nd5 4. Bb2 Nc6 5. Nf3 e6 6. g3 d6 黒、トイレに行く。 7. Bg2 dxe5 8. Nxe5 Nxe5 黒、トイレに行く。 9. Bxe5 f6 10. Bb2 Be7 11. f4 O-O 黒、トイレに行く。 12. O-O c4 13. Nc3 Bc5+ 黒、トイレに行く。 14. Kh1 Nxc3 15. Bxc3 Bd4 16. Bxd4 Qxd4 17. c3 Qc5 18. b4 Qc7 19. Qf3 Rd8 黒、トイレに行く。 20. Rad1 a5 黒がトイレで携帯型チェスプログラムを使っているのがばれて反則負けになる。 1-0

そんなにトイレに行ったらおかしいと思われるだろうということに考えが及ばないところが、まだ子供らしいというところか。しかもそこまでして頼っていたのがPSPのChessMasterだったそうで、苦労したわりにはばれた局面ではまだ形勢互角なのが涙を誘う。トイレに行くタイミングも手広い局面やちょっと意外な手を指されたときとほぼ一致しており、心理状況がよく分かる棋譜といえそうだ。

そういえば年末年始に届いていたプロパラの最新号を読んでいたら、編集長のWさんがこの夏に参加したチェスプロブレムの世界大会の報告記でこんなことを書かれていた。ある解答競技で、上位に入賞した強豪が「競技終了」のコールを無視して答案回収の直前まで解答を続けていたとして問題になった。またある解答者は、競技の開始前に裏向けて配られた問題用紙を手にとってすかし読みをしていたという。彼らの成績をどうするかで、Wさんは解答競技の様子を撮影したビデオを見させられたのだそうだ。こうなるともうまるで入学試験である。

チェスにしてもチェスプロブレムにしても、結局は娯楽。人に言うのも恥ずかしい手を指して頭に血が上ったり、誰でも解けるような簡単な問題が分からずに大恥をかいたりというような経験は、どうしても避けられないのだ。その悔しい気分までコミで楽しまなければいけない。というよりそれを経験するからこそ、たまにうまく指せたり解けたりしたときが楽しいのではないかと思う。不正行為のおかげでうまくいけばそのときは気分がいいかもしれないが、やがて楽しくなくなるのは時間の問題だろう。

2009年01月07日

疲れる答案

今朝はまだ暗いうちだったと思うが、いくつものサイレンに起こされてしまった。消防の音だったから、近くで火事騒ぎがあったようだ。出勤したときは周りはどこも平穏だったので、多分大事にはならなかったのだろうと思う。東京の方ではずいぶんと空気が乾燥しているようで、それもあってか痛ましい火事のニュースが続いている。こちらは今日もたまに小雨がぱらついたりして幾分湿度は高いと思うが、やっぱり火事は何より恐ろしい。気をつけたいものである。

一度起こされたせいで日中はやや眠かったが、昨年からほったらかしになっていた数学演習の採点の残りを片付けた。量としては大したことがないのに、終わるといつもやたらと疲れてしまう。おそらくその理由は、意味がつながらない文章に何度もあたらなければいけないからである。例えば今日見ていた答案でこんなのがあった。冒頭に「g(x,y)は特異点を持たないとする」と書いてある。ところが次の行から、g(x,y)の偏微分を計算して特異点がないかどうかチェックしているのである。特異点があるかどうかを普通に調べている答案であれば読んで気持ちがいいし、特異点を持たないと仮定してしまってチェックしていないのなら、「ちゃんと特異点がないかチェックして下さい」と赤ペンで書けばいい。ところが、仮定すると書いておきながら実は仮定していないのである。この論理のつながらない流れを追うのに、相当のストレスを感じてしまうのだ。おそらく同じような経験を日本中の数学の先生がしているのではないかと思うが、この妙な疲労感をどうすれば軽減できるのか、教えてほしいものである。

2009年01月06日

腐ったみかん

仕事始めだった昨日はまだ休んでいた人も多かったようで駐車場も閑散としていたが、今日からはいよいよ本格始動という感じ。午前中は来年度の授業に関する会議、午後は4年生の卒研発表の進捗具合のチェックやコンピュータのメンテナンスに追われた。いろいろ積み残した仕事がたまっており、明日以降はさらに忙しくなるだろう。

昨日みかんを買ってきたのだが、今日食べようとしたら1個が腐りかけているのに気づいた。みかんは「1個腐っていると周りに広がって全部腐ってしまう」とよく言われる。そこで念のため、買ってきたときにすぐ袋から出してバラバラにしておいたので、他のみかんへの腐敗拡大は防ぐことができた。しかし、どうも1個ないし2個が腐っているということが自分の経験ではやたらと多い。年末年始に実家に帰った際、段ボール箱に入った大量のみかんがあって始終食べていたが、腐っているようなものは全くなかった。自分はみかん運がよほど悪いのかもしれない。買うときにはどうしても判別がつかないのだが、すぐ腐り始めるみかんが入っている袋を店頭で見分ける方法があったら、是非ご教示いただきたい。

2009年01月05日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.74


白のKの周囲に何も駒がなく、中空に浮いた状態でステイルメイトになっている。こうした形はしばしばミラー・ステイルメイトと呼ばれる。

2009年01月04日

帰宅

朝のうちに実家を出て、10時過ぎの新幹線に乗った。今回は両親が旅行するというので岡山まで一緒に行く。日中は岡山市内に滞留し、夕飯をすませたあとに別れて帰路に就いた。広島の自宅に着いたのは8時半頃。

さて、明日からはまたいつもの日々が戻ってくる。どうも今朝からインフルエンザからの最後のお願いとでもいうように鼻水が出てきているのは困ったものだが、何とか心機一転、頑張っていこう。

2009年01月03日

チェスのち新年会

今日は学生時代のピアノサークル同期の新年会の日。ここ数年、1月3日に行うことが恒例化しており、今年も新宿で6時からということになっていた。かつては毎日のように顔を合わせていたメンバーだが、さすがに最近では会うことも少ない。この年始めは、お互いがまだそれほどには変わっていないことを確認し合う貴重な機会である。

新年会に先立ち、同期メンバーの一人であるY君のお宅にお邪魔することになっていたので、お昼少し前に家を出た。実は彼は最近チェスを始めており、それなら一度指しましょうということになっていたのである。こちらとしては体調不良で昨年末にOTB(=Over the Board、つまりネットを介さない実際の盤駒での対局)の機会を失ったばかりだったから、なおのこと楽しみにしていた。彼のことだから相当手強いはずと思っていたが、案の定、1局目はぼやっとしているうちにやられてしまった。どうも事前のメールのやりとりで何気なくこちらの定番オープニングを聞き出し、密かに対策を練っていたらしい。そうか、そんなことだったら偽情報を送っておくんだったな……。2局目は前と打って変わって早々にQ交換してやや静かな展開。ポーンエンドゲームになったが、今度は幸いこちらのポーンの形がよく、うまく昇格を決めて勝つことができた。1局目はお互いミスが多く反省点だらけだったのに対し、2局目はどちらもほとんど大きなポカがなく、なかなかじっくりした勝負を楽しむことができた。勝つにしろ負けるにしろ、いつもこうでありたいものだ。

夕方に彼の家を出て待ち合わせ場所の新宿へ。今回の参加者は10人。高層ビルの最上階にある店で楽しいひとときを過ごした。いくつか持っていった折紙を見せたり、マジックをやる流れになって昔からやっている定番のネタを一つ披露したりと、こういうときには日頃の趣味がちょっと役に立つ。まあ結局のところ、こういう場で数分持つ話題を提供するために普段遊んでいるようなものだ。

喫茶店に場所を変えてさらにもうしばらく雑談した後、11時頃散会した。明日は広島に戻る予定。

2009年01月02日

ウシを折る

OrigamiCow2.jpgOrigamiCow1.jpg丑年ということで、牛を折ってみた。といっても、これは去年のうちに折っておいたものである。紙の大きさは25cm×25cmで、アルミの両面にカラペを貼ってある。モデルの作者はRomán Díaz。この作者の作品としては夏に折ったと少し前のコヨーテに続いて3作目だ。本作とコヨーテはいずれも一部で紙の裏が露出するデザインになっているため、アルミの両側に同じ色のカラペを貼り付けたものを用いている。コヨーテを折ったときに余分に作りためておいた紙を使っているので、あのときと色は同じである。裏側の色を逆に利用する、いわゆるインサイド・アウトのデザインは、あまりこの方は採用しないようだ。頭のあたりは鼻の感じといい曲がった角といい、それっぽくなっているような気がする。それに比して四肢はあまり手を加えておらず素朴だが、これはこれで小さな置物のようでいいかもしれない。

今年もできれば時間をつくって、複雑系折紙を折ってみたいと思う。

(折紙モデル:"Steer", Román Díaz "ORIGAMI para Intérpretes" (Atelier du Grésivaudan) 所収)

2009年01月01日

謹賀新年

謹賀新年。今年もよろしく。

一昨日体調を崩したせいで、今日も終日家でひっそり過ごす。ただもう状態はよく、今日も家の中では親の年賀状を刷ったりピアノを弾いたりと少しは動いていた。油断は禁物だが、この分なら明日からは普通に活動できるだろうと思う。結局一昨日の発熱以外はそれほど目立った症状もなく治まりつつあるが、2年連続で年末年始に寝込んだことは反省しなければならない。

年頭にあたり、今年の目標として何を設定しようかと当初はあれこれ考えていたのだけれど、今はもう「健康に過ごすこと」、これが何より先という気分だ。この年齢でそんなことを目標に考えること自体情けない限りだが、こうも風邪をひいているのでは仕方がない。そのうえで、去年はどうもだらだらと何もせずに過ごしてしまう時間が多かったように思うので、もっとメリハリを持って毎日を生きたいと思う。例えば、YouTubeではしご視聴して気づいたら午前2時とか、ああいうのはもうダメだ。研究にしろ教育にしろ趣味の活動にしろ、後から振り返ったときにその時間はそのことに費やしたと思えるようでありたい。それで初めて、毎日にもっと充実感が得られるのではないかと思う。

と、去年の年明けもそんなことを思っていたような気もするが……まあよい一年になることを期待しよう。