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中国選手権

チェスの中国選手権に出るため、家を朝に出て三原に赴いた。一昨年去年に続き今年で3回目になる。これまでは新幹線だったが、今日は初めて車で現地まで行ってみた。所要時間は70分くらい。山陽自動車道の通行料金が割引されていて、駐車場代と合わせても新幹線より安く上がった。

今日集まったのは主催者のNさんを入れて7名。Nさんは対局せず、残りの6人で4ラウンド対戦することになった。さてその結果は……。
  相手のレーティング
1.  1910          黒番 38手 負け
2.  1647          白番 25手 勝ち
3.  1662          黒番 34手 負け
4.  1408          黒番 26手 勝ち
ということで、2勝2敗という内容だった。今年こそは全敗もあるかもと思っていたが、2.0ポイントは6人の中では3位とのことで、上位は負かされた2人なのだから上出来すぎる内容だ。初めて参加した一昨年がやはり負け・勝ち・負け・勝ちの2勝2敗、3ラウンド制だった去年が勝ち・負け・ドローの1勝1敗1引き分けだったので、3年連続でぴったり五分の成績で帰ってきたことになる。それにしても、昨年11月のチェス喫茶のときといい今回といい、黒番を引くことがやたらに多い。中国選手権に限って見ても、一昨年去年も白は1局だけだった。今日の4局で公式戦は33局となったが、数えてみると白を指したのはたったの11局。つまり3局に2局は黒なのである。トスや諸々の巡り合わせの結果なので致し方ないが、たまには白を指すことが多い大会も経験したいものである。

第1ラウンドでいきなりとんでもない強豪と組み合わされ、負けを覚悟して臨んだ。途中まではがっぷり四つという感じで何とか持っていたのだが、中盤の難所で見落としがあってポーンダウンになり、どうにか挽回しようとしているうちにもう1つポーンダウン、もがいているうちにさらにポーンダウンしてさすがにそこで投了した。ポロポロとポーンを取られていくいつもの負けパターンだが、強い人はさすがにこういうところの指し回しがうまいと思う。2局目はあまり指し慣れていない戦型になったが、うまく敵陣に侵入したこちらのポーンが取られずに威張れる展開になり、これが生きて何とか勝つことができた。3局目は中盤までまあまあ互角くらいで行っていたと思うのだが、中盤から終盤に移行するところで悪手を2手連続で指してしまい、たちまち敗勢に陥った。この中盤の終わりから終盤の入口というあたりは一番自分が苦手とするステージのようで、今回に限らずポカが多いように思う。特に形勢に大きく差がついておらず、微妙なバランスが保たれているときが危険だ。局後の感想戦では「何であんな手指したんですか?全然意味ないでしょ」「これは一番悪い手じゃないですか」と言われてがっくりしてしまった。気を取り直して臨んだ4局目は、7手目で定跡を外した変化に出られて戸惑ったものの、何とか対処して反撃を試みる。最後は相手の時間がないのにも助けられてどうにか勝ち。

全体を通して見ると、勝つときはメイト、負けるときはマルチポーンダウンエンディングで収拾不能というパターンが多く、これは昔から変わっていない。手数がかかるゲームになるとタイムプレッシャーの影響もあって急速に弱くなる。エンドゲームスタディを鑑賞するのは好きだが、そのエンドゲームに入る前の段階をもう少しトレーニングした方がよいように思う。もっともそれが実戦で生かされるまでにはかなり時間がかかりそうだ。

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コメント

 白黒運が悪いのはペアリング自体にも問題がありそうですね。PCソフトを使えば、偶数ラウンド数でそういうことにはならないと思うのですが。

中国選手権では主催者がその場で組み合わせを考えています。
たいてい最終ラウンドで白1局、黒2局のプレイヤー同士で対戦することになり、
そこでトスをするとなぜか必ず私が黒になってしまうんですよねえ。

去年のゴールデンオープンに参加したときはPCを使って対戦を決めているみたいでしたが、
それでも8ラウンドで白番は3局でした。私に白は似合わない、ってことですかね(笑)。

対局おつかれさまでした。
 昨年より参加者が多かったので、ちょっとだけにぎやかだったみたいですね。

さて、私は本文中の
> 局後の感想戦では「何であんな手指したんですか?全然意味ないでしょ」
>「これは一番悪い手じゃないですか」とずいぶん年下の相手に容赦なく言われてがっくりしてしまった。

という部分が気になりました。
 そのときのゲームに勝てただけなのに、感想戦で初対面(?)の人に対して言葉を選ばず、弱者を突き放すような言い方をする輩がいることに憤りを感じました!
 感想戦は結果の区別なく、お互いに指し手の善し悪しを謙虚に検討していって両者の棋力向上に役立てる作業です。そのことがわかっていないなら、今後3局目の相手は大会に出てほしくない!

 再度その相手と対局する機会があったら、ケチョンケチョンにやっつけてください!

いやいや、こうやって文字にしてしまうと相当きついニュアンスに受け取れてしまいますが、
相手の方は純粋にこちらの意図が分からなくて不思議だったんだと思いますよ。
実際、冷静に考えればひどい手だったのは事実ですし。
ちゃんと指摘してくれるというのは「強い人にとってはこういう手は論外なのだ」
という感覚を肌で実感できるわけで、その意味では勉強になります。
だからあれくらいは言われても仕方ないと思っています。

 りんりんさん

 ここまで書くなら、りんりん氏は実名フルネーム出さないと・・・仮に私が3局目の人物だったら<ハンドルネームの奴に言われたくないねえ>と思うけど。

 natsuoさん

 本文中に気になる箇所がありました(最初に読んで思ったことです)。

>ずいぶん年下の相手

 チェスに年齢は関係ありません。 年下の人物に負けて局後検討で厳しく言われるのが憂鬱なら、局後検討を拒否する(負けた方は断れます)方法もあります。

 偉そうなことを書いてしまいました。話は変わりますが、もうひとつ大事なことを書きます。

 いくら負けて悔しくても試合終了時の握手をちゃんとすること。これ、意外と忘れがちです(自戒をこめて)。

すみません、誤解を招いたかもしれませんが、年下であるとか厳しく言われたとかいうことは、
自分の対局内容のふがいなさを表現するために書いたことで、相手の方の行為が
よくないと言っているわけでは決してありません。上のコメントでも書きましたが、
よくない手を指して負けたのだからあれくらい言われても仕方ないですし、
チェスに年齢は関係ないということも、言われるまでもなく当然だと思います。

今読み返すと確かに表現として適当でないと思われたので、年齢に関する記述は削除します。
申し訳ありませんでした。

 そうでした。「書いてあるもの」という要素を忘れていました。
 相手の方も穏やかな物言いだったのですね。
 私もムキになってしまい、失礼しました。

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