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シリコンバレーから将棋を観る

昨日のように雨が降ることはほとんどなかったが、今日も過ごしにくい天気だった。お昼にちょっと外に出かけていたのだが、強く吹き付ける北風の冷たいのにはびっくりしてしまった。青空も見えず、ずっとどんよりしたまま。夜になってさらに気温が下がってきていて、たまらずしまいかけていたヒーターをまた出してきた。暑くも寒くもない日は、1年のうちで本当に数えるほどしかない。

昨日発売になったばかりの梅田望夫著「シリコンバレーから将棋を観る」(中央公論新社)を買ってきた。梅田氏が昨年担当した観戦記を挟みながら、現在タイトルを持つ棋士について梅田氏の視点でまとめられている。やはり一番の注目は、最終章にある羽生名人と梅田氏の対談だ。これまでもテレビなどで羽生名人にインタビューする企画はあったが、たいていは将棋のことをよく知らない人がインタビュアーで、「棋士の方って何手くらい読むんですか」という質問に代表されるような、ピントがずれたことばかり聞いていることが多かったように思う。もちろんそういうインタビューであっても羽生名人は通り一遍の受け答えではなく、示唆に富んだ興味深い返答をするよう努力されていた。しかし本当に深い内容を引き出すためには、やはり聞き手が将棋が好きであり、将棋と将棋界に強く興味を持っているということが絶対ではないかと思う。さらに、名人の言ったことを咀嚼して文章化する力も必要だ。その意味では梅田氏は適任といえるだろう。今年も観戦記を担当されるようなので今から楽しみだ。

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