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Leonid Kubbel's Endgame Study No.92


本作は後年指摘された余詰手順によって不完全作品とされているが、本当に不完全なのか確信が持てないでいる。上にも書いたが、余詰手順とされる2.Bb4+に対し、2...Kd7と逃げたときに白にどういう手順があるのか?あるいは2...Ke6でもよい。なぜHarold van der Heijdenが2...c5しか提示していないのかがどうもよく分からない。どなたかお分かりの方がいればご教示いただきたい。

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コメント

例えばこのクーベルのスタディーをザッと見てみて思い出したのが、詰将棋で言うところの『大道詰将棋』。実際の屋台に手を出した経験が無いのは残念ですが、詰パラでもコーナーを設けている複雑怪奇な世界…。ああいった難問を頭の中だけで解いていくのは、至難の業なのでしょうね…。以前テレビ番組『知ってるつもり』でやっていたきおくがありますが、少年時代の升田九段が地元広島の地で長手数の『大道詰将棋』を読み切ってタバコを貰い、換金してハヤシライスを食べたという話しだった…とか。このスタディーは「余詰ではないか」ということですが、それを検証していくのもまた面白いものかもしれませんね。詰パラでは、現在はどうなのか分かりませんが、以前は一手一手編集部の方たちが検討していたんでしょうから大変だったはず。

確かに少し前まではすべて人が検討するしかありませんでしたから、
不完全作が見過ごされてきた可能性は十分ありますね。
本作の場合、「余詰ではないか」ではなく「余詰ではないのではないか」なのでさらに状況が複雑です。

詰パラの大道詰将棋のコーナーは去年からなくなりました。
投稿数が減ってしまって維持できなくなったとのことです。
大道詰将棋自体がほとんど絶滅した今となってはやむを得ないことかもしれませんが、残念ですね。

natsuoさんが指摘された変化 2...Kd7 以下の筋を、私なりに少し考えてみました。

変化

1.Ba5+ Kd6 2.Bb4+ Kd7[natsuoさん指摘の手] 3.h7 Ne7 4.Bxe7 d2[4...Kxe7 5.h8=Q d2 6.Qe5+ Kd7 7.Qd4++-] 5.h8=Q Kxe7 [5...d1 6.Qd8++-] 6.Qe5+ これで黒が何をしても、白勝ちになるのではないでしょうか。ただ、4手目の瞬間が微妙で、4.Kg5 と本譜手順と同様に指してしまうと恐らくドローになるのではないでしょうか。例えば、こういった筋が的を射たものであるなら、2...c5 という手が正着というも頷けるのですが…。ご確認下さい。

詳細に検討していただき、誠にありがとうございます。
こうして調べていただけると私も記事を書いたかいがあります。

ご指摘の手順、確かにそのように進めば白の勝ちになると思います。
ただ3手目のところ、白が3.h7と指したところで、黒が3...Ne7ではなく、
3...d2!とPを捨てる手が成立しないでしょうか。もし4.Bxd2ならそこで4...Ne7とします。
すぐPが成ってはフォークがかかりますので5.Kg5(または5.Kh5)としますが、
そこで構わず5...Ng6! 6.Kxg6 Bd3+とすればPを素抜くことができます。
あとはKでa6のPを取りに行けばドローになります。
3...d2に4.h8=Q d1=Qと昇格し合うということも考えられますが、
これもチェックをしばらくかけることはできるものの、
確実に勝てる手はなさそうな気がするのですが……どうでしょう。
ご検討いただけましたら幸いです。

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