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重い財布

今日もお昼頃は急な仕事が入ってきたり学生の質問に対応したりで慌ただしかったが、どうにかこなしてH大に移動する。非常勤の講義終了後、いつものようにT君と落ち合って夕飯へ。お互い、あれこれ仕事が降ってきて忙しい毎日。食べながら話すことも自然とそういう方向に進み、帰りが遅くなってゆっくり夕飯をつくっている時間もないという話に始まって、すぐ悪くなる野菜はなかなか買えないよねとか、チャーハンは仕上げにごま油を回し入れると香りがついていいよとか、妙に生活感あふれる話題で盛り上がってしまった。

食べた後の会計は、いつもどちらかが相手に自分の分を1円単位で渡し、渡された方が二人分まとめて払うというのが慣習になっている。たいてい1,438円とか1,294円とかいうようにやたらに小額硬貨が必要な額になるのだが、小銭が足りなくて困ったということは今までほとんどなかった。というのも、私もT君も常に小銭を多めに持ち歩く習慣があるからである。世間ではよく「……ちょうどそのとき、財布の中見たら1万円札1枚しか入っていなくてさあ……」とか「たまたま百円玉を1枚も持っていなかったんで……」というような経験談を話す人がいるが、あれは私やT君にとってはまずあり得ないことだろう。千円札や百円玉が少なくなってきたら、その時点で大きな方をくずして切らさないよう調節するからだ。もちろん財布はその分重くなってしまうが、どういう状況になっても対応できることの方が我々にとっては大事なのである。

T君によれば、もちろん例外はあるものの、数学者は小額紙幣や小額硬貨を切らさないようにしようとする傾向が強いのかもしれないとのこと。数学関係者が集まって飲み会をしたとき、一人4,000円の飲み代を徴収したらほとんど全員が千円札で支払ったため、分厚い野口英世の束ができたことがあったのだそうだ。普通だったら、何人もが1万円札を差し出してお釣りを作り出すのに苦慮するところだろう。

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コメント

一瞬、札束がドサッと財布に舞い込んだ話かと思いました!
私も人と会う時は、極力小銭や千円札を多く持って準備万端にしていく方ですが、数学とどう関係あるのでしょう。。。私の場合は、一回で片が付かないと気持ち悪いと感じる性格だからだと思います。つり銭であーだこーだとワイワイやるのは、実にスッキリしないのです。

数学者でも全然小銭を持たない人はいるので、たまたまT君の経験した集まりでは
みんな千円札をたくさん持っていたというだけのことかもしれません。
数学がどうということより、単に性格の問題でしょうね。

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