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ウクレレのコンサートに行く

6時過ぎに自室を出ると講堂へ向かった。今日はここで、ハワイに住む日系2世のオータサンことハーブ・オータ氏によるウクレレのコンサートが行われることになっていたのである。元々オータサンは広島からハワイに移住した日本人の子孫で、ウクレレ界では押しも押されもせぬ大御所。今回の催しは、ハワイで広島原爆平和展示会を行う費用に充てるために行われるチャリティーコンサートということだった。ただでさえウクレレのコンサートに行く機会などあまりないのに、自分の勤務先でやってくれるというのだから、これは行かないわけにはいかない。ウクレレに少し詳しい知り合いからも、オータサンは誰もが知っている巨匠だから是非聴くべきと勧められていたので、今日はちょっと楽しみにしていた。

6時半開演で、まず学長の挨拶などがあった後オータサンが登場。3分くらいに縮めた「ラプソディー・イン・ブルー」から入り、以後は椅子に座ってマイクで曲目紹介や雑談を挟みながらいろんな曲を奏でるというスタイルだった。曲目は「別れの曲」やドビュッシーの「月の光」といったクラシックからボサノバ、「スティング」などの映画のテーマ曲、さらにはビートルズなど実に様々。合間のお話は英語風味が若干加わった日本語で、ウクレレの歴史や自らの体験談などを軽妙に語り、聴衆の笑いを誘っていた。最後の30分は客席からのリクエストを受け付けたが、知らない曲の名前が出ると「まだ生まれてなかったから……」と言ってとぼけてみせるのが何だか志ん生みたいでおかしかった。ウクレレの演奏をまともにじっくり聴いたのは初めてだが、演奏テクニックにもいろいろあるのだと分かって面白かった。特にオータサンが多用していたのが、右手で弦をはじきながら指の関節をウクレレに当ててコツコツと小気味よい音を立てる技術。あれでリズムにますます調子がついてくる。ピアノでも、弾きながら鍵盤の向こう側をたたいてみたら面白いんじゃないだろうかとふと思った。

8時過ぎに終演。部屋に戻ってレポートのチェックをすませたあと帰宅した。

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