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看寿賞受賞作発表

今年も看寿賞の季節になった。昨年1年間に発表されたすべての詰将棋作品の中で最も優れたものに授与される看寿賞の受賞作が決まったのである。今回は中編賞が中村雅哉氏作、長編賞が添川公司氏作と安武翔太氏作、短編賞と特別賞が該当なしとなった。最近はあまり作品の鑑賞をちゃんとしていないので受賞作を予想することもしていなかったけれど、今回選ばれた3作はいずれも発表当時にえらく感心させられた記憶はあった。今あらためて鑑賞してみてもその完成度の高さは素晴らしく、看寿賞の名に恥じない作品ばかりであると思う。短編賞が該当作なしというのはちょっと意外だったが、確かに17手以内で新味を出すというのはどんどん難しくなってきているのかもしれない。

そういえば、私が受賞した次の年も短編賞は該当なしだった。そのとき参加した詰将棋全国大会で一言コメントを求められ、「私、昨年に何かの間違いで短編賞をいただいてしまったんですが、今年は短編賞が該当作なしということで、何だかタイトルを防衛したような気分です」と言って会場全体で爆笑されたことを昨日のことのように思い出す。あれは尾張一宮での大会だった。今年の詰将棋全国大会は来月に名古屋で行われる。中京地区で大会が行われるのは4年に1回だから、つまり私が図らずも賞をいただいてからもう5年になるわけだ。いつの間にか遠い昔のことになってしまった。何で私のような駆け出しが受賞の栄に浴することができたのか、年月が経っても未だに不思議さは増すばかりである。

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コメント

ご謙遜です。NATSUOさんの受賞作は文句なしでしょうに(^^)
看寿賞受賞の一番難しい短編の部、素晴らしい快挙でした。
今年の看寿賞もまた、取るべき作品が取った感があります。

コメントありがとうございます。
私の場合、言ってみれば半分くらい柿木将棋に創ってもらったようなものですから……。
実力がないという自覚は昔も今も強く持っており、客観的に見て私がもらうことに問題はないのだろうか、
という心配はありました。

今日詰パラが届いたので選考結果を読みましたが、中編賞は接戦だったようですね。
でもまあ最終的には、落ち着くべきところに落ち着いたと言っていいのではないかと思います。

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