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カエルを折る

OrigamiFrog2.jpgOrigamiFrog1.jpgカエルを折ってみた。今月上旬に紙を作ってから少しずつ折り進めてきて、何とか今月中に形にすることができた。モデルの作者は言わずとしれたRobert J. Langである。カエルといってもヒキガエルのようなでっぷりした感じはなく、だいぶ華奢なデザインだ。モデル名に "Tree Frog" とあるように、おそらく木に生息しているモリアオガエルのようなものをイメージしているのだろう。中わり折りを何度となく繰り返して極端に紙を細くしていき、指の一本一本まで表現するちょっと偏執狂的なリアリティへのこだわりは、さすがにLang作品である。

OrigamiFrog3.jpg今回も彼の作品特有の容赦ない指示が延々と続き、ずいぶん悪戦苦闘させられてしまった。特に最後の最後というところで足の折り方を間違え、やり直したためにだいぶ汚くなってしまったのは残念。序盤の終わり頃にある連続した沈め折りの箇所や、中盤にある紙を広げてまとめ直すステップでもだいぶ紙を傷めてしまったように思う。まだまだ修行が足りない。また今回は紙の大きさを27cm×27cmにしてやってみたが、足の指を1本ずつ折り出す作業が恐ろしく細かくなってしまい、最後はピンセットやペンの先で手術みたいなことをするはめになってしまった。本作については少なくとも1辺30cm以上の紙を使った方がよさそうだ。それから、アルミの片側にしかカラペを貼らなかったのも反省点。インサイドアウト(紙の裏側も造形に利用する作品)ではなかったので無精をしてしまったのだが、やはり裏側にも同じ色の紙を貼った方がよかったように思う。カラペは非常に薄いが、それでも1枚プラスされているだけでコシがだいぶ強くなるし、紙がめくれて足裏のアルミが覗くのも防ぐことができただろう。本作は紙にかかる負担が大きすぎ、あちこちに小さなキズを残してしまった。多分今からもう一度折り直せばもう少しきれいに折れるのではないかと思うが、さすがにその元気はない。

(折紙モデル:"Tree Frog", Robert J. Lang "Origami Design Secrets"(A K Peters Ltd.) 所収)

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コメント

今回はカエルだったんですね。あたかも本物のようで、前足の吸盤の表現が可愛らしいですねえ。

一応雨の季節に向いているかと思いまして。
いわゆる「アヤメの基本形」から折っていく伝承作品のカエルも折ったことがありますが、
これは全然折り方が違いました。さすがにLangの作品は一筋縄ではいきません。
難しくて大変でしたが、充実感があって楽しく折れる工程でした。

来月は非常に忙しくなるのでおそらく折紙はお休みです。
ただ夏が終わる前に最低でももう一作は折るつもりでいます。

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