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詰将棋全国大会

今日は詰将棋全国大会である。今年の会場は名古屋。9時44分広島発の新幹線で行けば余裕を持って着けるから、9時ちょうどに家の前を出るバスに乗ることにし、7時半に目覚ましをセットした。しかし7時半に起きてきたものの、居間でぐったりしていたらいつの間にか8時40分。大慌てで冷蔵庫の中の果物だけ食べて家を飛び出した。1時間の時差があるシドニーにいた効果で少し朝型にシフトできるかと思ったが、効果は1週間と持たなかったようだ。

12時40分頃に地下鉄池下駅近くの会場に到着。入口で名札を受け取って会場に入ると、よく見知った顔があちこちにいるのが見えた。2002年に初めて参加し、看寿賞をいただいた2004年からは毎年来ているから、今年でもう7回目になる。来るたびに知り合いが増えてきて、初めて来たときのような、言葉のまるで通じない外国に突然放り込まれたような心細い感覚はもうすっかりなくなった。TaさんとToさんの間に座らせていただき、入口でもらったファイルの中に入っていた詰将棋を考えたりしていると大会が始まる。実行委員長や会長の挨拶に続き看寿賞授賞式。今年の受賞者は3人だが長編賞のSさんは例によって欠席で、NさんとYさんが賞状を受け取っていた。受賞作品の解説や全国大会10回参加者の表彰などが行われた後、休憩を挟んで第2部は例の詰将棋解答競争。案の定、一昨日やったあれくらいの訓練では肩慣らしにもならず、問題の後半では手が止まってしまう。ただ今回はいつにもましてややこしい問題が多くてお手上げの人もたくさんいたようで、私だけが低得点という事態は免れたようだった。正解なら1点、無解答なら0点、誤解答なら-1点という採点方法のため、少しでも自信がないときは答えを書かないのがキズを最小限にするポイントである。分からなくてもとにかく全部解答したために30点満点で-12点になってしまった猛者もいて、この人は上位入賞者とともに景品をもらっていた。その後はLPSAが売り込んでいるどうぶつしょうぎのトーナメント戦。希望者4人による準決勝と決勝が行われたが、先ほど-12点を取った方が結局優勝してしまうといういいオチがついた。最後に恒例の一人一言、写真撮影があって5時半頃ひとまず大会は終了。

ホテルの別の部屋に移動して6時から懇親会があり、3時間ほどの間にいろいろな方とお話しできた。こういうところに来て棋士や有名な作家の方とお話しするたびに、自分もそろそろ創らないといけないなという気になる。ただ詰将棋創作の問題点は、時間を使って延々と考えても何も収穫が得られないかもしれないということだ。自由な時間が1時間あったとして、その時間を例えばピアノの練習にあてれば、少なくとも練習した箇所は少し前より弾けるようになる。しかし1時間詰将棋を考えていても、できないときは何もできない。そして多くの場合は本当に何もできず、時間だけが失われてしまうのである。となると限られた時間を有効に使いたいという思いから、どうしても詰将棋創作の優先順位は低くなってしまうのだった。しかしいつまでもそんなことを言っていてはこの世界から完全に忘れ去られてしまうから、こうやって刺激を受けたのをいいきっかけにしてまた何とか創ってみたいものである。

懇親会が終わった後、近くの居酒屋に移動して2次会。ここでは何となくTaさんとチェスを指し始めたが、序盤から攻勢に出たものの中盤でミスをして逆転されてしまう。最後はどうにかごまかしてドローに持ち込んだが、相変わらず大事なところで手が全く見えていない。とはいえ、最近全くやっていなかったにしてはあれでもうまく行った方かもしれない。また少しずつ勘を取り戻そう。

11時半頃に店を出る。多くの人とまた1年後にお会いしましょうと挨拶して別れた。Sさんの車に乗せていただき、ホテルまで送ってもらう。かくして年に一度の詰将棋の祭典は終わった。

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