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ラヴェルを弾いてみる

このところ、急にラヴェルを弾いてみたいという気になっている。きっかけは先月買ったCDだ。家にいるときに何となくBGMとしてかけているうちに、何だかすっかりハマってしまったのである。

元々ラヴェルはかなり好きな作曲家だ。ドビュッシーとラヴェルは「印象派」という名前でひとくくりにされることが多いが、曲の性格やスタイルは両極端といっていいほど異なっている。ドビュッシーももちろん好きだが、どちらか選べと言われたらやっぱりラヴェルだろう。抒情性にあふれながら決して気品を失わないあの旋律は、彼ならではのものである。

考えてみると、これまでずっとラヴェルを聴いていても弾いてみようとしたことはほとんどなかった。スクリャービンやラフマニノフについては、聴くことと弾くこと(正確には、弾こうとすること)が常にリンクしていたのとは対照的だ。昔から、どうも自分にフランスものはうまく弾けそうにないという感覚があったように思う。学生のころに入れ込んでいたホロヴィッツが、あまりラヴェルを弾いていなかったことも影響しているかもしれない。しかし誰の曲であろうと結局うまく弾けないのだから、特に避ける理由もないはずだ。

というわけで、ここ数日は練習していたプロコフィエフをしばらくお休みしてラヴェルの曲を譜読みしているのだが、やはりロシアものとは書法が違うのでどうにもとまどっている。もちろん「スカルボ」とか「道化師の朝の歌」とか難しい曲は無理なので、比較的穏やかで自分が気に入っているものをやってみているのだが、それでも簡単ではない。今見ているのは「古風なメヌエット」とか、「クープランの墓」の中の「フォルラーヌ」や「メヌエット」など。もっとも、やってみたといっても最初の1ページをたどたどしく弾いたというだけだ。多分しばらくすると譜読みが進まないのに嫌気がさして遠ざかってしまうに違いないが、実はこうやって新しい曲を弾き始めるころが、ピアノは一番楽しいように思う。

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コメント

私も今ラヴェルを弾いています。2台ピアノの「ラ・ヴァルス」を、ナッツーさんの先輩と弾いているのですが、10月17日に演奏会があるので、もし東京に出張でおこしの時は是非お誘いします。

私はソロだったら「スカルボ」を弾いてみたいですが、夢だなあ。。。

ラ・ヴァルスですか、いいですねえ!2台ピアノの曲では最高といってもいい名曲ですね。
私の先輩というのはどなたなのかな……。

「スカルボ」は、ひらひらさんなら何とかなるのではないですか。
私は夢のまた夢ですが……。

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