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アール・ワイルド死去

ピアノマニアが参加しているメーリングリストに流れた今朝のメールを見てあっと思った。一昨日、Earl Wildが94歳で亡くなったとのこと。ホロヴィッツを始め、20世紀は巨匠と呼ばれるようなスーパー・ヴィルトゥオーゾが活躍するピアニストの黄金時代だったが、その最後の生き残りともいえる人だった。80歳を過ぎてなお難曲を軽々と弾きこなし、90歳のときに出たCDもまだまだいけるという感じだったのだが、ついに力尽きてしまった。これで名実ともに黄金時代は完全に終結したといってもいいかもしれない。

ワイルドの編曲したラフマニノフの歌曲群は私のお気に入りで、学生時代には "In the Silent Night" Op.4-3と "Floods of Spring" Op.14-11を演奏会で弾いたことがある。前者は3年前の加古川ピアノ同好会の演奏会でもまた弾かせてもらった。まるでラフマニノフ本人が編曲したかのような情感たっぷりの書法が素晴らしい。もっと広く世の中に知られてなければいけない名曲だと思う。

実は最近もワイルド編の "Vocalise" Op.34-14を譜読みしていた。次の演奏会でこれを出すかどうか、候補の一つというくらいだったのだが、ワイルドの死を聞いた今となっては、是非ともこの曲を仕上げなければという気分になっている。難しい曲だが、何とか5月までに間に合わせよう。

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コメント

ワイルド氏の録音は、浪人時代に東京文化会館の4階資料室に立てこもって、よく聴いたものです。
ご冥福をお祈りします。

ところで、「ピアノマニアが参加しているメーリングリスト」に私でも参加できますか?色々と濃い情報がありそうですが。。


もちろん参加できると思いますよ。
ただ最近は投稿がだいぶ少なくて、たまに思い出したようにしか来ないですけどね。

ワイルド氏はピアノフリークには有名ですが一般的な知名度はあまりに寂しいですよね(かく言う私も4~5年前に初めて知りました)。

ラフマニノフの歌曲編曲物はどれも素晴らしいのでもっと聴かれてもいいのではと思います。

では、その「ピアノマニアが参加しているメーリングリスト」に
どうやったら参加できるんでしょう、ご教示下さい。
よろしくお願いします。

> はてるまさん

私は幸運なことに比較的早い時期にワイルドを知ることができました。
まだネットでの商品注文ができなかったころ、国際郵便為替を郵便局から送って
ワイルド編の楽譜を取り寄せたことを思い出します。

ワイルドがアメリカでなくてヨーロッパを軸にして演奏活動をしていたら、
もう少し日本でも知られるようになっていたかもという気がしますね。

> ひらひらさん

別途メールをお送りします。しばらくお待ちください。

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