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2010年03月08日

超早指しの棋士

昨日のNHK将棋トーナメントの対局を録画しておいたので今日ざっと見る。渡辺竜王対糸谷五段の対局だったが、相変わらず糸谷五段の指し手の早いこと。相手の指すのが待ちきれないという様子で、渡辺竜王が指して手が駒を離れた瞬間にもう手が伸びている。たまに1分の考慮時間を使うときでも、「糸谷五段、2回目の考慮時間に入りました。残り8分です」と記録係が言い終わった瞬間にもう指すのだから笑ってしまった。これで強いのだから始末に悪い。いくら指しても自分の手番が続くような感じで渡辺竜王もすっかりリズムが狂ったのだろうか、あっという間に大差がついてしまい、恐ろしく早く終局してしまった。自分もチェスの対局で、あまりに相手が早く指してくると持ち時間に差がついていくのが気になり、ただでさえ足りない集中力がますますなくなってしまうことがある。比べるのはおこがましいが、ここまで相手の時間の使い方が変わっていると、強い人でも多少は影響を受けてしまうものなのかもしれない。

こういう超早指しの棋士というと、これまででは櫛田六段とか田村六段あたりが思い浮かぶ。田村六段と糸谷五段はすでに順位戦で対局したことがあるようだが、いったいどんな感じだったのだろうか。一度NHK杯戦でぶつかってほしいものである。小学生名人戦顔負けの早さで進行しそうだ。

ところで、あとで調べて分かったのだが、対局があまりに早く終了してしまったために、丸田九段が昭和の名局を解説する穴埋め番組をやっていたらしい。番組情報を取得して自動的に毎週録画しておいてくれるのはいいのだが、こういうときはその便利さが裏目に出る。いつもと同じように12時まで録画しておいてくれればいいのに、デジタルになるとそういう気は利かしてくれないのである。