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2010年03月20日

七国見山に登る

早朝から車で出かける。昨日の打ち合わせ通りI先生と合流すると瀬戸内海に浮かぶ島、上蒲刈島にある七国見山に向かった。これまで登った山と比べると少し遠く、国道31号線で呉まで出て、さらにそこから国道185号を通って広市街も抜けて行かなくてはいけない。だいぶ早起きしたつもりだったが、それでも登山口のあるウォーキングセンターにたどり着いたときには9時を回っていた。幸い天気は雲一つない快晴である。

登りだして最初の数十分はかなりきつい登りが続き、たちまち息が切れてしまったが、ところどころで振り向けば、眼下に広がる美しい瀬戸内海を見渡すことができた。特に、中間点あたりにある西楽寺を過ぎたあたりにある展望ポイントは、「ルート随一の展望」とガイドにあった通り素晴らしい眺望で、しばしその場でたたずんで景色を楽しんだ。波打ち際の海は見事なエメラルドブルーで、そこから遠くや視線をやると少しずつ青はくすみを増し、はるか彼方では境界線も見あたらないまま空と同化してしまっている。本当なら四国の石鎚山まではっきり見渡せるらしいのだが、そこはやはり春霞の季節である。聞こえるのは遠くでさえずる鳥の声だけだ。ふいに先月帰省したときのことを思い出した。満員電車で荷物と引き離されそうになり、額の汗をぬぐうこともできずにただつり革をにらんで耐え続けていた時間である。眼前に広がるこの景色との対比はどうであろう。こうして青い空気を心ゆくまで吸い込んでいると、あれは何か別の世界で起きていたことのような気がしてくる。

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七国見山は標高457メートルで、10時半頃に山頂に到着した。残念ながら山頂は樹木が生い茂っており、それほど眺望はよくない。どうもこの山の名称は、七つの国が見えるという意味ではなく、七つの国から見えるということらしい。一休みしてから西側のルートを降り、南側の斜面を伝うように延びた道をてくてく歩いてウォーキングセンターまで戻ってきた。

そこから車で近くの県民の浜と呼ばれるところまで移動し、少し遅い昼食をすませる。ここには温泉の施設もあるので、ゆっくり入って汗を流した。さっぱりしたところで帰路に就く。天気予報の通り、帰り道の途中でだんだんと雲が増し、5時半頃自宅にたどり着いたときにはポツポツと降り出したのだった。

夜になって雨が雷雨となり、そのせいでまたルータが壊れてネットワークが不通となる。先ほどようやく復旧。