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The Book of Extraordinary Chess Problems

Sells.png数日前にKさんから届いた "The Book of Extraordinary Chess Problems - 120 Unusual Puzzles" (Stephen Addison) という本をパラパラ見ている。1989年出版の本だが、"Extraordinary" や "Unusual" の言葉が示すように、この本に載っているチェス・プロブレムは、オーソドックスルールでないものしか載っていない。ヘルプメイトやセルフメイトのようにプロブレムの一分野として完全にメジャーになったものを始めとして、最終手を問う問題などレトロ系のプロブレムもかなり収録されている。だいぶ前にこのブログで紹介したCerianiのレトロ問題も出ていた。スマリヤンの「シャーロック・ホームズのチェスミステリー」からの引用も多い。フェアリー駒を用いるものは全く扱っておらず、あくまでルールをいじったものをあちこちから引っ張ってきたということのようだ。どのルールも入口の問題を紹介しているというくらいだが、こういう特殊なジャンルも覗いてみれば広い世界なのだと知るにはいいかもしれない。特にレトロ系の問題、さらには「Pを2個置いて不可能局面を創れ」といった作図問題もとりあげているのは貴重だと思う。

せっかくなので1問紹介。上に掲げた図はC.C.L.Sellsによる1968年の作品である。黒のKはたった今メイトにされたところである。さて、どこでメイトにされたのだろうか?もちろん実際に問われているのは、白の最終手は何だったかということだ。レトロ慣れしている人にとっては至極簡単だろう。

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コメント

 解けたようです。例の特殊ルールを利用するのですね。最初Pが揃っているのに気付かず、プロモーションを考えてしまいました。ボケてますねえ。
 できればレトロ系の問題をこれからも時々出題して下さい。

けんちゃんなら簡単すぎたでしょう。
プロモーションと決めてかかるとは、Caillaud作品の解きすぎでしょうか(笑)。

そういえばレトロ問題を最近紹介していませんでしたね。
機会があればまたやってみたいと思います。

さらさらっと盤面をチェックして、
正解はe4、最終手はPd3、
と思ったんですが、あり得ないや。これも作意のひとつなんでしょうね。

そうですね。もし直前まで白のPがd2にいたとするとc1のBが抜け出せないことになり、
f4に白の黒マスビショップがいることに矛盾しますね。白のPが8個とも生きているので、
このBは昇格してできたわけではなく、元々c1にいたBだからです。
ということで、最終手はPd3ではあり得ない、ということになりますね。

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