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2010年01月06日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.115


最初に発表されたときは、白のKはf7に、黒のBはh6に置かれており、1. Kg6 Bg5という出だしだった。しかしその後、1. Nc3という手でも白の勝ちになることが分かった。2. Bb5+から3. Nc6までの詰みを見ており、黒はこれをうまく防げないのである。泣く泣くKubbelは正解手順を1手縮めて修正したのだった。



マイナーピースのみのエンドゲームスタディがずっと続いてきたが、ついにこの115番で終わり。次からはいよいよルークが登場する。ただ、それが紹介できるのは、できるとしても少し先になりそう。棋譜の紹介にはずっとPalviewを使ってきたが、先月PCを新しくしたところ、新マシン上でうまく動かなくなってしまったのである。Palviewは5年以上ヴァージョンアップが行われておらず、もう更新はされそうにないから、そろそろ見切りをつける頃合いだろう。チェス棋譜再現スクリプトはいくつか出ているが、ブログ上で連載するのにどれが便利か、少し調べてみようと思う。このエンドゲームスタディの連載をまだご覧の方がいるかどうか分からないが、再開までしばらく待たれたい。

2009年12月21日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.114


2009年12月11日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.113


手順の過程で自らNを袋小路に追いやり、ご丁寧に出口を塞いですべての駒を石化させてしまう。創り物らしい魅力にあふれた作品である。

2009年12月03日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.112


2009年11月26日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.111


2009年11月17日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.110


この作品は当初、白のKがd6に、白のPはe4に置かれていた。したがって初手は1. e5だったのである。しかしKubbelは、KとPをそれぞれc5とe5に配置すれば上で述べたように1. e6? f6 2. Kd6 Ke8という紛れが生じることに気づき、すぐ改作したのだった。

2009年11月06日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.109


逆算で創作したのであろうということがよく分かる作品。ただ黒のNが跳ね回る序が、いかにも後からとってつけたような印象があるのは否めない。手順全体に有機的な統一感があれば、もう少しよい作品になったのではないかと思う。

2009年10月31日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.108


白のPが一つ、また一つと進むたびにKの右側の壁が塗り固められていく様子はどことなくユーモラスである。難しくはないが、並べて楽しい作品。

2009年10月15日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.107


2009年10月06日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.106


盤面を斜めに貫くBの利きを巡って攻防が繰り広げられる。これをもう少しやさしくしたのが79番にある。

2009年09月28日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.105


手が限られており、比較的やさしい作品ではないかと思う。

2009年09月16日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.104


2009年09月08日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.103


B1個でメイトにするというのは、Kubbelが彼の創作歴において常に興味を持って追求し続けたテーマだった。他の作例としては24番102番、250番がある。このテーマを表現した初めての作品はTroitzkyによって創られた。しかし本作はそのトロイツキーの名高い第1号作品ではなく、フィンランドの作家Julius Gunstによる作品を発展させて創られたものである。参考までにトロイツキーとグンストの作品も掲げておく。







2009年08月24日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.102


変化手順が多岐にわたり、完全に理解するのは容易でない。本作のようにB1つでメイトにする趣向は「Troitzkyのテーマ」と呼ばれる。Kubbelはこのテーマの作品をいくつか創っているが、「トロイツキーのテーマを扱った私の作品の中では、本作が最も内容豊かでかつ最も難しいと思う」と語っている。次の103番も参照のこと。

2009年08月17日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.101


創られたのは1938年で、Kubbelはこれを盤駒なしで創作したという。フィニッシュでは黒のBがNに生け捕りにされるが、ずっと後の205番にRをNで生け捕りにする作品がある。

2009年08月09日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.100


Nで挟んでBの交換を強要するKubbelお得意の筋。似た形のフィニッシュは96番にもあった(ただし不完全作品)。

やっと100番まで来た。まだ先は長い。

2009年08月01日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.99


一見すると捕まりそうもないBを、黒のNに挟まれた狭いラインに誘導する。狙いは面白いが、手が広いだけに余詰の修正は簡単ではないと思われる。

2009年07月23日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.98


2009年07月16日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.97


Kubbelによれば、本作はPのないセッティングでマイナーピースの攻防を描こうと試みた彼の最初の作品だそうである。

2009年06月26日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.96


残念ながら本作も余詰作品。KでNを追ってBの退路を断つという筋書きは、この後の100番でも登場する。

2009年06月18日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.95


ちょっとしたアイデアをまとめた小品である。

2009年06月11日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.94


本作は当初、次の形で発表された。

数ヶ月後に解答が発表されたとき、2手目から2. Bxd5 Bxd5 3. Kb4という手順でもドローになることが併記されていた。この欠陥を解消するために、Kubbelは出だしをカットせざるを得なかったわけである。彼は1938年に出た作品集に改作版を収録した。

黒のBをNで挟んで交換を強要するというこのテーマは、このあとの175番でも登場する。まただいぶあとになって、Helmut SteniczkaはフィニッシュがKubbel作のそれと同じになる作品を発表している。これも紹介しておこう。




2009年06月04日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.93


2009年05月27日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.92


本作は後年指摘された余詰手順によって不完全作品とされているが、本当に不完全なのか確信が持てないでいる。上にも書いたが、余詰手順とされる2.Bb4+に対し、2...Kd7と逃げたときに白にどういう手順があるのか?あるいは2...Ke6でもよい。なぜHarold van der Heijdenが2...c5しか提示していないのかがどうもよく分からない。どなたかお分かりの方がいればご教示いただきたい。

2009年05月21日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.91


2009年05月12日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.90


簡素な駒配置に適度な変化の深さ、きれいなフィニッシュ。佳作と思う。

2009年05月01日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.89


構想の中心手が成立しないとあっては修正は難しい。

2009年04月23日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.88


ステイルメイトを巡って虚々実々の攻防が繰り広げられる。なかなか面白い作品ではないかと思う。

2009年04月16日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.87


54番と比較されたい。

2009年04月07日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.86


一次的な資料の裏付けがないが、Marcel Lamareによると、この配置はWiener Mode誌に載っているとのことである。それより前に別の雑誌に掲載されていたかどうかは分かっていない。Lamareは掲載誌の発行時期を「1910年頃」としている。遺された文書によれば本作が実際に創られたのは1907年であるが、彼はそのときオランダ人の作家による以下の作品を改作した可能性がある。



2009年03月30日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.85


長くなったのでレイアウトを少し変更した。10手目の変化に出てくるステイルメイトの形は、90度回転した構図で90番に登場する。本作のオリジナルは、1936年1月にShakhmaty v SSSRに掲載された下のスタディだった。しかしこの作品は、6...Bc8で白がツークツワンクに陥ってしまうため黒の勝ちとなってしまう不完全作であることがすぐ明らかになったのである。そこでKubbelは白黒を入れ替え、この陥穽が逆に決め手となるように創り直したうえで導入部分も付け加えた。この改作はうまくいき、彼はオリジナルが出てから数ヶ月後に本作を発表したのだった。



2009年03月21日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.84


いかにも逆算で創ったと思える作品。ずっと後に出てくる146番、210番とフィニッシュの形は同じであり、Kubbelがいろいろな逆算を試みていたことがうかがえる。

2009年03月12日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.83


3手目から分岐するエコーが主題であり、底本では3...Bf7(e6)、3...Bb3、3...Ba2の3つの変化が等価なラインとして並置されている。ここでは棋譜再生の都合上、1つをメインライン扱いしている。

2009年03月05日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.82


2009年02月25日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.81


2009年02月18日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.80


本作と次の81番は、同種の駒の強制的な交換 (compulsory exchange) がテーマになっている。このテーマ自体は彼の他の作品にも見られるが、それらにおいて交換されるのはすべてQであり、Bが使われているのは2作だけである。

2009年02月09日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.79


このあとで登場する106番を少しやさしく創り直したヴァージョンである。また、同じテーマでBの代わりにRを用いたものが221番にある。

2009年02月02日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.78


小品である。底本では2手目の黒の応手で分かれる2本のラインを併置してあるが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとして扱っている。姉妹作として71番も参照のこと。

2009年01月26日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.77


本作とこのあとの79番は、Kubbelの作品において何度となく登場する2つの関連したテーマが端的な形で表現されている。すなわち、ディスカバード・アタックをしながらのチェック(77番)と、ディスカバード・チェックをしながらのアタック(79番)である。

2009年01月19日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.76


1手目の変化がかなり多く、全部読もうとすると相当大変である。きれいだが短手数で終わるメインラインと比べても1...Ke8以下の手順はかなりきわどく、黒なら実戦的にはこちらを選ぶのが正解だろう。手順を詳述したために括弧書きが何重にもなってしまって読みにくくなってしまった。もし読まれる際は手順中の手を直接クリックするか、ボタン一番右のvariations.gifをクリックして自動的に変化手順に入るようにし、盤上で局面を確認しながら追うことをお勧めする。

2009年01月13日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.75


白のBがくるっと一回りし、それが消えると同時にシンプルなステイルメイトの形が完成する。逆算で創作したことがよく分かる作品である。

2009年01月05日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.74


白のKの周囲に何も駒がなく、中空に浮いた状態でステイルメイトになっている。こうした形はしばしばミラー・ステイルメイトと呼ばれる。

2008年12月26日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.73


少し長くなったのでレイアウトを若干変更した。4. Bc7は本作の主眼手ともいえる一手なので、これが他の手でもいいというのは余詰としてもつらい。Bの微妙な動きが楽しめるよい作品であるだけに残念だ。白と黒のPのペアをf2とf3に置く修正案は底本で示されているものだが、これをKubbelが見たらどう思ったかはちょっと興味のあるところである。

2008年12月17日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.72


初期の作品の改作である。オリジナルはずっと先の211番として登場する。

2008年12月09日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.71


小品である。かなり手が限られているので難しくないだろう。筋違いビショップのスタディでステイルメイトのエンディングを迎える作品としては、このあとの78番がある。

2008年12月02日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.70


Kubbelお得意のステイルメイトもの。同じ形のステイルメイトを迎えるものとして、だいぶあとの164番がある。

2008年11月25日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.69


アイデアは67番と同じである。3手目の黒の手の分岐は実際は等価な変化だが、ここでは棋譜再生の都合上、片方をメインラインとしてある。なお本作が発表されたときは、Kubbel、Herbstman、Somov-Nasimovichの3人で1st honourable mentionを分け合った。

2008年11月20日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.68


比較的やさしい作品である。

2008年11月13日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.67


BとNだけが残る盤面はちょっと新鮮である。なおこのあと登場する69番では、同じアイデアが2つに分岐した変化手順のそれぞれで表現される。

2008年11月04日

Leonid Kubbel's Endgame Study No.66


ステイルメイトにするために、5つもあったPを白はすべて捨ててしまう。最初の2手は原形のままP2個を消すいわば邪魔駒消去で、このへんもKubbelの作品と詰将棋の親和性を感じさせる。

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