Leonid Kubbel's Endgame Study No.150
Krasnaya Gazeta, 1923

例によって、昇格一歩手前のPを持つ黒に対してどうするかを問う問題。無条件に成らせてしまっては負けなので、チェックをかけつつ局面を打開していく必要がある。
1.Na7+
チェックのかけ方はいくつかあるが、正解はこれ。1.Nd6+?も有力そうだが、これには1...Kc5 2.Ne4+2...Kd4!と逃げる手が好手で、これで次の昇格が受からない。
1...Ka4
黒もここは逃げ方に注意が必要だ。うっかり1...Kc5?と逃げたりしたら、2.Rc6+で大逆転である。また1...Kc4も当然 2.Rc6+とされ、 2...Kb3 3.Rxc1でドローになる。ここはBを素抜かれないようにa列に逃げるのが肝要だ。
2.Nc6!
何気ない動きだが、実は隠れた狙いを秘めている。次にd4へ跳ぶことを意図しているのである。
2...a1Q
黒は待望のQ昇格を果たす。ここで2...Bb2とひねってみても、3.Re1でQ成りを防がれてしまう。また2...Be3も、 3.Rxe3 a1Q 4.Ne5で戦力に差がなく、黒は勝つことはできない。
3.Nd4!
これが白の狙っていた手。黙っていれば次に4.Ra6でメイトになってしまう。
3...Qxd4
黒がQを失わずにメイトスレットを防ぐ手段といったら、もうこれしかない。
4.Re4!
Nに続き、Rも白は捨ててしまう。
4...Qxe4
これも黒は取るしかないが、この瞬間、ステイルメイトが成立する。引き分け。
1/2-1/2

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