Leonid Kubbel's Endgame Study No.152
4th Prize, České Slovo, 1924

例によってドローに持ち込む問題だが、白にもRとNの他に6段目まで進んだPが残っている。ただ、黒のPが成るのを防ぐのは難しそうだ。どうやって手をつなげばよいだろうか。
1.Nc4!
白は残された貴重な戦力であるNを、いきなりここで捨ててしまう。
1...Bxc4
黒はこのNを無視できない。もしここで1...h1Qと成ってしまうと、白は 2.Nb6+とチェックをかける。白のPを昇格させないためには黒は 2...Ka7とするしかなく、以下 3.Nc8+ Ka8 4.Nb6+で白はパーペチュアルチェックに逃れることができる。また1...Ka72.Nd6以下、白は同じようにして引き分けに持ち込める。
2.Ra1
これでひとまずh1の地点は押さえた。
2...Bd5
黒はh1に力を足す。
3.e4!
白の第二の捨駒。相手の狙いを防ぎつつ、少しずつ自軍を消していく。
3...Bxe4 4.Kb3
次に 5 Kc4 から 6 Kxc5 と出て行くことを狙った手。Rが相手のPと刺し違えても、c5のPさえ取ってしまえば負けはない。
4...Ka7
4...Bd5+には冷静に 5.Ka4と逃げておけば、c5のPを黒は守ることはできない。
5.Kc4 Kb6 6.a7 h1Q
黒はようやく待望の昇格を果たした。もはや白は万策尽きたようにも思われるが……。
7.a8Q!
何と、取られると分かっていながら、こちらも平然とPを成る手が成立するのである。なお、ここでちょっと格好をつけて 7.a8N+?とアンダープロモーションしたくなるが、これには 7...Kc6!と逃げられ、 8.Rxh18...Bd5+!とチェックをかけられてしまう。これはc5のPを取れなくなるので白の負けだ。
7...Bxa8
黒はもちろん取る一手。
8.Rb1+!
取れる駒をどちらも取らずにチェック。盤上この一手。
8...Qxb1
ぴったりステイルメイト。
1/2-1/2

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