Leonid Kubbel's Endgame Study No.155
Národní Osvobození, 1934

戦力で劣っている白は、何とかしてドローに持ち込みたい。敵のB,N,Pのどれかを無条件で取れれば引き分けにできる。そのためにはどうRを使えばよいか?
1.Rd2+
まず一本チェックを入れておく。こうすることで黒のKを遠ざけ、Bを浮き駒にしておくことが必要なのである。
1...Ke7
黒はKを逃がす一手だが、行ける場所は3カ所ある。まず1...Kc5と逃げるのは、2.Kd7がぴったりで、次のP取りが受からない。1...Kc6とすると、今度は2.Re2がある。Bが動くと後ろのPを取られてしまうので、黒はメインラインのようにBでNを守ることができない。かくしてKはe7に逃げることになる。
2.Re2
これで両取りがかかった。
2...Bc3
Bを左右どちらに動かすかで、ここからメインラインは2つに分かれる。しかし、実は手順は完全な左右対称である。そこで2...Bg3以下のラインは手順だけ示すことにする: 3.Re3 Bh4 (3...Bf2 4.Re2 Nd3 5.Rd2 ) 4.Re4 Ng2 5.Rg4
なお2...Nd3とNを跳ねることで対応しようとするのは、3.Re3と再度両取りをかけられ、これをほどくことができないのでダメ。
3.Re3
再度の両取り。
3...Bb4
3...Bd24.Re2で、そこで 4...Nf3と跳ねても 5.Rf2で結局ダブルアタックの罠からは抜け出せない。また3...Ba54.Re5 Bc3 5.Re3と合わせてRを動かしていればドローになる。ループから抜け出すためには、黒はNを動かさざるを得ない。
4.Re4 Nc2
こうやって何とか守ろうとするが……。
5.Rc4
結局ダブルアタックがかかり、黒はBとNのどちらかを取られる。これで白の負けはなくなった。
1/2-1/2

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