Leonid Kubbel's Endgame Study No.299
Krasnaya Gazeta, 1924

一見したところ、まだまだ長い戦いが続きそうな局面に思えるが、実は白はここから数手で勝ちを手中に収めることができる。Nのペアの力を最大限に発揮させることが重要だ。
1.Bxg4+!
この初手を決断できるかどうか。Bを捨てて残された2個のNにすべてを託す。
1...Qxg4
もし1...Kxg4なら、 2.f3+とチェックする。黒はKの逃げ場所が限られている。というのも、まずいところに逃げようものなら、どちらかのNが跳ね出してきてフォークがかかってしまうのだ。したがってf4, g3, g5に行くことはできず、 2...Kh5と戻ることになるが、そこで 3.g4+と追撃されれば、黒のKはどうしてもフォークのかかる場所に行かざるを得ない。
2.f3
今度はQを追う。実はQも動ける場所はそう多くはない。
2...Qxg3
2...Qd43.g4+が利く。 2...Qg52...Qg7も同様である。 3.Nf7!
このN跳ねで黒は窮地に追い込まれる。実はツークツワンクになっているのである。
3...Qh2
どうやっても黒は困ったことになる。3...Qf44.g4+とチェックし、 4...Kh45.Ng6+でフォークがかかる。 3...Qg74.g4+ Kh4 5.Nf5+で同様。 3...Qh44.g4+である。 3...Kh4はいきなり 4.Nf5+で終わり。フォークの網が絞られていく。
4.g4+ Kh4 5.Nf5+ Kh3
このラインだけはフォークがかからないのだが……。
6.Ng5#
もっとひどいことに詰んでしまった。白の勝ち。
1-0

Generated with ChessBase 11