Leonid Kubbel's Endgame Study No.325
3rd Honourable Mention, Pravda, 1927

駒割こそ白の方が不利だが、黒の駒は低い位置に凝り固まっており、身動きがとりにくくなっている。この瞬間を逃さず攻めれば、白は勝つことができる。さて、その手順は?
1.Nd7!
Nを8段目から移動させる。直接的には次に2.Ra8+の串刺しを狙った手だが、その後のことも考えると、Nはd7に跳ねなければいけない。
1...Nf5+
黒はQを8段目から逃がす必要がある。そのために、Nをチェックで跳ねつつ、Qの進路を開ける。
2.Kf2!
これが大事な一手。実は、白が勝てるのはここに逃げる手だけである。それ以外の手は、次に2...Qxg6とされてQが自由の身になってしまうのだ。
2...Qg7
黒はQを縦に動かすしかないが、g6か、それともg7か。2...Qxg6なら、 3.Ne5と跳ねてQに当てる。このとき白のKがf2にいるために、黒のQはチェックをかけることができず、またa8に利かせる位置に動かすこともできない。したがって力なく 3...Qg7と戻るが、もちろんそこで 4.Ra8#と入ってメイトである。残されたのはg7へ行く手だが……。
3.Nf8
今度はこちらへ跳ねる。
3...Kxf8
Qで取れば素抜かれる。しかしKで取れば……。
4.Ra8#
チェックメイト。
1-0

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