Leonid Kubbel's Endgame Study No.334
Sovremennoye Slovo, 1917

今この瞬間に、白は行動を起こさねばならない。なぜなら、白のKはあと1手で詰まされてしまうからである。
1.Rf2+
白のBの利きを塞ぐようにしてRが置かれている初形を見れば、まずはこうチェックしたくなるところだろう。
1...Ke5
KとQの串刺しをされるわけにはいかないから、黒はここに逃げるしかない。
2.Rf5+!
今動かしたばかりのRをただで捨てる。つまり、初形においてRは完全な邪魔駒だったのである。
2...exf5
2...Kxf5と取れば、初形からただRが消えた形になる。しかしその瞬間、 3.d4#で何と黒のKは詰んでしまっているのだ。したがって、黒はPで取らざるを得ない。
3.d4+
RをPで取らせたことで、今度はa2-g8のラインが開いた。白はこれを利用しようとしている。
3...Ke6
3...Kd5なら、 4.Ba2+ Ke4 5.Bxg8 Kxe36.d5と進めて白の勝ち。並んで前進する白のPが強力すぎる。
4.Ba2+
黒のKがe6に逃げても、当然ながら白はQの素抜きを狙う。
4...d5
この合駒があるので、一瞬受けきられたかと思うが……。
5.cxd6+
チェスにはアンパッサンというルールがあるのだった。これで白の勝ちである。
1-0

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