Leonid Kubbel's Endgame Study No.336
Tidskrift för Schack, 1917

白はQを失っているが、Rと黒マスBを持っている。そして、黒のKは今黒マスにおり、その周りにいる黒のPは皆白マスにいる。こういう状況において、黒マスBは絶大な威力を持つ。
1.Rb8!
いきなりドカンとRを飛び込む。
1...Qh7
黒はこのRを取れないのである。1...Qxb82.Bg3+と串刺しにされてゲームが終わってしまうからだ。ここでの最善の逃げ場所はh7である。
2.Rh8!
白は追撃の手を緩めない。とにかく、黒Qを危険な黒マスのラインに引き込めば一発で勝負を決めることができるのだ。
2...Qd7
まず、2...Qxh8はもちろん 3.Bc3+で終わりである。 しかし黒マスに逃げると結局同じことになってしまう。となると可能性はf7かd7しかない。しかし2...Qf7は三度 3.Rf8!が利く。今度はQが逃げると4.Bg3#で詰んでしまうので 3...Qxf8と取るしかない。そこで4.Bc3+ Kd6 5.Bb4+で終わりである。したがって残されたのはd7へ逃げる手だが……。
3.Rd8!
これも2...Qf7の変化と全く同じだ。
3...Qxd8

やはりQがまた逃げると4.Bc3#の1手詰なので、黒は取るしかない。
4.Bg3+ Kf6 5.Bh4+
これにて試合終了。
1-0

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