Leonid Kubbel's Endgame Study No.339
250 Selected Studies, 1938

黒のKの周りは白の駒だらけだ。いかにも技がかかりそうな局面である。実際、ここからほんの数手で勝負はついてしまう。
1.Bc6!
Pの利きがあるところにわざわざBを動かす。もちろん次の狙いは2.Re4#のメイトである。
1...g2+
黒は1...dxc6とBを取ることができない。取れば縦のラインが開くので 2.Rd2+と串刺しにされてしまうからだ。 一方、1...d5と進めてBのラインをブロックするのは、 2.Bxb5とこちらを取られてしまう。これを指せるようにするために、白はBをc6に動かしたのだった。残されたのは、Pを捨てる非常手段である。
2.Bxg2
Kで取ると、黒はもう一つのPも捨てることで白のKをh列に露出させることができる。そうすればQが野に解き放たれることになり、形成は完全に逆転してしまう。ここはBで取っておくのが最善の応手である。
2...d5
もし黒がこう指さなければ、白は3.Re4+ Kd5の後、開き王手で黒のQを取ることができる。さて、ここで白の決め手は?
3.Bf1!
ここでラインを変えるのが、黒の望みを打ち砕く好手である。狙いは4.Re1から4.c3+で、分かっていても黒は防ぎようがない。これで白の勝ちは確定的となった。
1-0

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