Leonid Kubbel's Endgame Study No.340
150 Chess Studies, 1925

黒のQが物陰に隠れている。よく見ると、白が放っておけば次は1...Qc1#の1手詰だ。しかし、それをただ防いでいるようでは勝ち目はない。一発逆転の好手がある。
1.Bb2!
Bをサッと捨てる。まずこの手に気づくかどうかだ。
1...Qa2
黒は1...Qxb2と取れない。取れば 2.e3+でQを素抜かれてしまうのだ。 しかし、かといって1...Qxb3とこちらを取るのは、 2.Rxf3+とやはり両取りがかかってしまう。となると、Qはa2に逃げるしかない。
2.Bc1+
白は攻撃の手を緩めない。このチェックによって、白のRと黒のQの間にはe2のPだけしか挟まっていない状況になった。
2...Kg3
Kをe4, f5, g4に逃げるのは、いずれもPでチェックをかけられてQが落ちる。したがって、考えられるKの逃げ場所はe5かg3のどちらか。しかし2...Ke5は、 3.Bf4+ともう一押しする手がある。以下、 3...Kd4 (3...Kd54.e4+3...Ke4なら 4.exf3+) に 4.e3+で結局同じことになる。残ったのはg3へ行く手だが……。
3.Bf4+
こちらもやはりこの手が利く。
3...Kh4
Pにチェックされないよう必死で逃げるが……。
4.Rh2+ Kg4 5.exf3+
結局、この筋からは絶対に逃れられないのだった。
1-0

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