Leonid Kubbel's Endgame Study No.354
4th Prize, 64, 1925

白熱した終盤戦。白は駒割ではやや不利だが、うまく立ち回って何とか勝負なしに持ち込みたい。さて、どう手をつなぐか?
1.Re3+
まずチェック。白のBとPがよく利いており、黒のKは案外狭い。
1...Kf6
逃げ場所は2カ所だが、1...Kf5と逃げたらどうするか。これには 2.g4+と迫り、 2...Kf43.Bc1!が好手。次に3.g3#までの詰みを見ているので、黒は 3...Qxg2と取るしかないが、 4.Re2+でQが落ちる。
2.Be7+
ここは先に2.g4?と縛っておいて、次に3.Be7#を狙うのも有力そうに見える。ところが、これには 2...Qd8!が「詰めろ逃れの詰めろ」 (もし退路を開ける2...Bh8?なら、 3.Kh6 Qd8 4.Kh7で逆転)。これは白がまずい。ここは「王手は追う手」がよいのだ。
2...Kf5 3.g4+ Kf4 4.c4!
Qが取れないことを見越してPで攻める。
4...Qa5
黒は5.Bxg5の1手詰を防ぐため、Qの利きをg5から外すわけにはいかない。
5.Bc5!
Qの利きにBを差し出す。この手自体は6.g3#の詰めろであるが、白はもちろん取られた先のことを考えている。
5...Qxc5 6.g3+!
Bを取られ、Rにもヒモがついていないこの瞬間に、予定通りとばかり平然とPを突き出す。
6...Kxe3
黒がRを取ってみると、白の指せる手が一つも残っていない。これでドローである。
1/2-1/2

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