Leonid Kubbel's Endgame Study No.357
Leonid Kubbel, 1984

黒のPが昇格まであと一歩の位置にいる。一方、白のPも7段目にいるが、Kが邪魔をしていて動かせない。この状態からドローに持ち込むには?
1.Rc8+!
ドローへの道はこのR捨てから始まる。
1...Nxc8 2.d7
詰めろをかけた。Rを捨てた効果で、Pの進路がd8とc8の2つになっている。
2...e1Q+ 3.Ka2
黒はQ昇格を果たしたが、よく見ると難しい局面に追い込まれているのは黒の方だ。尋常な手では、白のメイトスレットを消すことができない。
3...Qa1+
やむを得ず、黒は今つくったばかりのQを捨て、Kをa1に呼び寄せる。
4.Kxa1 Bxc3+
これが黒の非常手段。Bを捨ててQの利きを通し、c7へQをやることで白のP成りを防ごうというわけだ。しかしこれによって、今度は白のBが動くルートが開かれた。
5.dxc3 Qc7 6.dxc8Q+ Qxc8 7.Bc1!
これが次の白の狙い。次のB覗きが、分かっていても受けにくい。
7...Qa8+ 8.Kb1
一見、9.Ba3は受かったように見える。ところが、今ここでBを覗かれたら、Qで取った瞬間に白の指す手がなくなるのである。
8...Ke7
もし8...Qh1とBをピンするなら、白は9.Ka2とピンを外す。千日手を避けるなら 9...Qxc1と取るしかないが、これはステイルメイトである。そこで黒は、Kを動かしてPのブロックを解除する。しかしこれも……。
9.Ba3+ Qxa3 10.f8Q+ Kxf8
結局、ステイルメイトになってしまった。引き分け。
1/2-1/2

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