Leonid Kubbel's Endgame Study No.417
Shakhmatny Listok, 1924

白の駒が左下に固まっているが、カギは一人離れたh6のPだ。これを生かすため、白のQとNが協力して大きな技を見せる。
1.Nb1+
このチェックから大捕物が始まる。
1...Kb4 2.Qd2+ Kxb3
2...Kc53.Qxa5+ Kd4 4.Qc3+でQを素抜きできる。
3.Qd3+ Kxa4
3...Kb44.Qa3+ Kc4 5.Nd2+ Kd4 6.Qb2+で勝ち。 3...Ka2はもちろん 4.Qa3#まで。
4.Nc3+ Kb4 5.Qb5+!
ここでQ捨ての大技が出る。
5...cxb5
5...Kxc36.Qb2+5...Ka36.Qb2#だから、黒は取る一手。
6.Nxd5+
Qを捨てた代償はすぐにお釣りつきで確保できる。
6...Kc4
ここからの変化が問題。白はこの後、Nがh7のPを取りに行き、それからh6のPを前進させて昇格を狙う。黒として考えられるのは、a列、b列のPを進ませて白と昇格競争をするか、Kを右上辺に向かわせてh列のケアをするかだ。6...Kb3なら、 7.Nxf6 a4 8.Nxh7 a3 9.Kb1 a2+ 10.Ka1 Ka3 11.Ng5 b4 12.h7 b3 13.h8Qで一歩早く間に合う。 6...Ka3なら、 7.Nxf6 Ka2 8.Nxh7 b4 9.Nf6 b3 10.Nd5! b2+ 11.Kd2!で、フォークを見せてギリギリのところで防ぐ。つまり、競争なら白が勝てる。そこで黒はh列の白Pを止めにかかる。
7.Nxf6 Kd4 8.Nxh7 Ke5 9.Ng5
ここは9.Nf8でもよい。
9...Kf6 10.Ne6!
これが大事な一手。g7の地点を押さえておく。
10...Kf7 11.h7
黒のKは近づけない。これで白の勝ち。
1-0

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