Leonid Kubbel's Endgame Study No.429
2nd Prize, Bakinsky Rabochy, 1927

白黒ともにPが7つも残っており、複雑な地形を形成している。ここから白が勝つには?
1.Qa8
Qが奥に入り、次に2.Qc8#を見せる。黒のd8のBは動けないし、早くもこれで勝負がついたように見えるが、ここから黒が綱渡りの抵抗を見せる。
1...Ne3+
1...Kxd72.Qc6#まで。 1...d52.Qc8+ Kd63.Qc6#まで。黒は詰めろをほどくために、...e5と突いてKの退路をつくりたい。Pを突いてから...Kxd7とすることで、ようやく詰めろを消すことができるのである。この手をチェックにするために、黒は3連続で捨駒を繰り出す。同じ捨駒でも、1...Bd3+2.Kc1と下がられて後続がない。
2.dxe3
白は黒の注文にすべて応じないといけない。取らずに逃げればたちまち黒の駒たちが躍動し、自らが危険な状態に陥ってしまう。
2...Bd3+ 3.Kxd3 c4+ 4.Kxc4 e5+
白のKをa2-g8ラインに引っ張り出すことに成功したので、この手をチェックで指すことができる。
5.Kb4 Kxd7
これでひとまずメイトの危機は脱した。しかし白には次の手がある。
6.Qc6+ Ke6 7.Qd5+!
今度は白が捨駒をする番。Qを捨てて黒のKを危険な場所におびき寄せる。
7...Kxd5 8.f5
退路を断った。
8...e4 9.f4
Pの網を張り巡らせ、穴はすべてふさいでしまう。
9...Qg1
何を指しても……。
10.c4#
チェックメイト。
1-0

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