Leonid Kubbel's Endgame Study No.433
1st Prize, 64, 1925

白のPが中央に思わせぶりに並んでいる。ここから白が大技を見せる。
1.Rg6
次にチェックからQを素抜く手を見せて黒にプレッシャーをかける。
1...Nf6
黒はどう受けるべきか。 1...Kf72.Qf5+ Nf63.Rxf6+という手があり、実はこの後メインラインに合流する。 1...Bxf4+2.Qxf4+ Nf6 3.Qh6+ Kf7 4.Rg7+ Ke6 5.Qe3+で、あとは追い詰め。 1...Be1+2.Kd3でメインラインより白はより有利になる。したがって、ここはNを跳ねるのがよさそうだ。
2.Qh6+ Kf7
2...Ke83.Qh8+ Kf7に一回 4.Rg7+が利くので、黒はQをただで取られてしまう。
3.Rxf6+!
ここで白がRを切る。3.Rg7+?Ke6 4.f5+ Kd6 5.Qe3のときに 5...Qa5+とチェックされ、 6.c36...e5と勢いを止められる。アンパッサンで 7.fxe6と取っても、 7...a2 8.e7 (8.c5+なら Kd5) 8...Ne8でPの前進を止められる一方、黒のP成りはQの代償なしには防げない。これは白の負けだ。
3...exf6
3...Kg8は2手で詰む。
4.Qh7+ Ke6
Qの素抜きをされるわけにはいかないから、三段目に上がる1手。
5.f5+ Kd6 6.c5+
用意しておいたPを次々に突き出し、網を狭めていく。
6...Kd5 7.Qg8+!
ここで白の決め手が炸裂する。Qを捨て、この後のメイトの狙いに黒のQが何も対処できないような位置に誘導するのだ。
7...Qxg8 8.Kd3!
悠然と間合いを詰める。黒はQとBを残しているにも関わらず、何もすることができないのである。
8...Qg4
何を指しても……。
9.c4#
チェックメイト。
1-0

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